月刊新医療 2023年9月号
[COVER STORY]
富山県立中央病院
高質な地域医療を担い続ける県立総合病院が大容量データのための意欲的インフラを構築して放射線部門の検査・読影の大幅な効率化を達成
[病院建築最前線]
甲南医療センター
旧院のディテールを踏襲すると共に敷地の高低差を逆手に機能を盛り込む。周囲との調和が癒しの空間を創造する
巻頭言
医療機器の高度化における臨床工学技士の責務と課題
本間 崇[公益社団法人日本臨床工学技士会 理事長]
六義園
トリプル改定となる来年度予算要求基準が決定 インフレ下予算編成で財源確保期待寄せる日医
霞が関
2024年度診療報酬改定は4月から6月へ 医療DX推進に向け中医協が後ろ倒しを了承
総特集 AI画像診断─部位別の最新事情と展望
肋骨骨折自動検出AIの有用性
東 美菜子[宮崎大学]
胃生検の病理診断AIの開発
黒瀬優介[東京大学先端科学技術研究センター]
AI医療機器を用いた感染症画像診断支援ツールの医大講座導入の目的と今後の期待
山本真輝[藤田医科大学総合診療プログラム/豊田地域医療センター]
脳血流SPECT画像による認知症診断のためのAIシステムの開発とその有用性
飯塚友道[複十字病院]
読影医不在の施設における胸部CT画像診断ツールとしてのAI搭載ソフトの有用性
窪田吉紘[千葉大学医学部附属病院]
AIを用いた認知症脳ドック―当院における運用の概況と成果
成瀬 聡[総合リハビリテーションセンター・みどり病院]
胸部X線画像病変検出ソフト「CXR-AID」の使用経験とその活用方法に関する考察
植谷忠之[植谷医院]
大腸から胃に対象を広げたAI内視鏡画像診断支援システムの活用意義と今後の展望
井上拓也[いのうえ消化器内科クリニック]
AIとデータベースを組み合わせた眼科手術室内安全管理システムの開発・導入の経緯と成果
石飛直史[ツカザキ病院]
特集 ロボットとXRが担うリハビリ最前線
当院でのロボットを活用した最先端リハビリテーション
白坂智英[十勝リハビリテーションセンター]
ダブルロボットによる脊髄損傷者(不全麻痺)の歩行再建
陳 隆明[兵庫県立総合リハビリテーションセンター]
回復期リハビリテーション病棟における脳卒中片麻痺患者に対する歩行支援ロボットの活用
松下信郎[西広島リハビリテーション病院]
豊田地域医療センターにおけるロボット技術活用地域リハビリテーションの取り組み
西脇大雅[豊田地域医療センター]
歩行支援ロボット「RE-Gait」の導入と経営視点からの有用性
野村道徳[益田地域医療センター医師会病院]
臨床で本格稼働し始めたMRリハビリテーションシステムの特長と期待される導入効果
田口 周[関西医科大学]
データ
FPD搭載デジタルX線装置設置施設名簿(Part1)
医療DXへの道
構造と外見:美しさと泥臭さの狭間での躊躇い
山野辺裕二[福岡輝栄会病院 医療情報部長/形成外科部長]
エッセイ・私と医療
「楽しい100歳」を目指して
川原芳博[富士フイルムメディカル株式会社 代表取締役社長]
“勝ち抜く”ための病院インフラ
メール送受信でのフィッシング詐欺への対応策─余りにも無警戒、無防備な現況を憂える
酒井順哉[名城大学大学院 教授]
他業種から学ぶ病院サービスのあり方
信用不安は突然音もたてずやってくる
西村 晃[経済評論家]
ドクターズリラックスタイム
私の生涯スポーツ
小田切一将[横浜市立市民病院 放射線治療科 科長]
医療人のための病院建築入門
「回復期リハ病棟」の建築的要諦2点─「どこでもリハ」と「見守り」
岩堀幸司[建築家]
◆ショウルーム
富士フイルムメディカル/画像診断AIプラットフォーム
日立製作所/放射線治療装置
キヤノンメディカルシステムズ/アンギオグラフィシステム
◆アクセス
国際モダンホスピタルショウ2023/医療情報システムを中心に昨年を上回る来場者を迎え、盛況裡に終了