東芝メディカルシステムズ/MRIシステム

東芝メディカルシステムズ/MRIシステム

 東芝メディカルシステムズは、医療施設で稼働中の1.5テスラMRIシステムを、大口径フラッグシップモデルである「Vantage Titan」の最新バージョンに一新するリニューアルソリューションを発売した。
 MRIの最重要部品の高性能マグネットをそのまま活用し、他のコンポーネントを交換することで、資産の有効活用を最大限に図るものである。
<特長>
▽既設のマグネットを活用することでマグネット入れ替えの必要がなく、工事費を抑制することができる。また、システム導入に伴うダウンタイムを大幅に短縮することが可能
▽各コンポーネントの最適設計を行っているため、トップクラスの省エネ性能を実現。定格電源容量は、従来の同社1.5テスラ装置を下回る62kVA。また、安定稼働を維持しながら、寝台を下げると自動的にスタンバイ状態になるエコモードを搭載
▽患者開口径71cmのゆとりある検査空間によって患者の負担を軽減し、安心して検査を受けることができる。また、様々な体位での撮像が可能なため、従来システムでは実現困難であった新たな検査方法にも、余裕を持って対応することができる
▽ワークフローを考慮した「M-Power」の採用により、撮像時および撮像後の操作ステップ数を削減し、検査効率の向上を実現。撮像操作支援機能「EasyTech」は、MRI検査における検査時間の短縮、画像再現性の向上を術者に依存することなくサポートするアプリケーション。非造影下肢MRA取得に必要なECG情報の遅延時間(deraytime)をワンボタンでアシストする「DelayTracker」や、頭部・脊椎・心臓の形状を解析し、各断面の位置決め設定を支援する機能などがあり、設定時間の短縮化を行い、スループット向上を実現
▽最新アプリケーションの追加と、充実したコイルラインナップにより、検査の質の向上と検査時間の短縮を提供。例えばComputed DWI(cDWI)を用いることで、得られた画像からHigh b画像を演算処理でき、撮像時間を延長することなく診断能を向上することが可能。また、新しい「Atlas SPEEDER」ヘッド/ネックではチルト機構を搭載しており、従来検査の難しかった背中の曲がった高齢者の検査でも短時間にセッティングでき、より楽な姿勢で検査を受けることができる
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100

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