GEヘルスケア・ジャパン/放射線部門ソリューションシステム
GEヘルスケア・ジャパンは、新たな放射線部門のソリューションシステムとして放射線情報システム「Centricity RIS JP(セントリシティ・リス・ジェーピー)」と放射線読影レポートシステム「Centricity Radiology Report JP(セントリシティ・ラジオロジー・レポート・ジェーピー)」を発売した。
「Centricity RIS JP」と「Centricity Radiology Report JP」は、それぞれ放射線部門の業務ワークフローの向上を目指して現場の放射線医師と放射線技師の要望をもとに開発された製品。オーダリングシステム(病院情報システム)と接続する「Centricity RIS JP」は、主治医からの検査依頼を受信し、連携された画像診断装置に検査情報を転送することにより、安全な撮影の実施、撮影業務の効率化、そして患者の検査待ち時間の短縮を可能にする。また、電子カルテとの連携で「Centricity Radiology Report JP」は、読影が完了したレポートを主治医が電子カルテから閲覧することができるようになるため、いち早く読影レポートを基に治療計画を検討することを可能にした。
さらに、「Centricity RIS JP」と「Centricity Radiology Report JP」は、同社の高機能ビューワ(画像表示装置)「Centricity Universal Viewer(セントリシティ・ユニバーサル・ビューワ)」と連携することで、放射線部門のワークフローを改善するトータルソリューションを提供する。例えば、オーダリングシステムから送信される検査依頼目的(スクリーニング、精査、フォローアップなど)の情報を「Centricity RIS JP」システムで受信し、)「Centricity Universal Viewer」と連携することで、同社独自の画像レイアウト学習機能「SRP(Smart Reading Protcol)」にて、各々の検査目的に応じた画面レイアウトで表示するなどの活用が期待できる。このSRP機能により、放射線医師は最適な画像レイアウトで読影を開始することが可能となり、従来に比べて19%も読影の効率を向上させることが明らかになっている。
<特長>
■「Centricity RIS JP」
▽禁忌感染情報、腎機能検査結果、造影剤アレルギー情報、体内金属等の情報をオーダリングシステムからリアルタイムで取得し、安全性の高い検査を実現
▽患者情報、検査目的や指示内容を視覚的にわかりやすく表示することにより、検査の間違い防止に寄与
▽文書管理システム等との連携により、検査依頼時に出力された同意書と検査の情報をリンクすることで同意書の取得情報を把握することができるため、効率的な検査準備と患者の検査待ち時間の短縮が可能
▽内視鏡や心電図等の生理検査の予約情報を的確に把握し、適切な患者誘導や説明が可能
■「Centricity Radiology Report JP」
▽過去検査一覧を同一画面に表示し、画面移動することなく過去から現在までの経緯を確認でき、効率的に過去所見を比較・参照しながらの所見入力が可能
▽医療辞書、音声入力、テンプレート等の所見入力支援機能により、ストレスフリーな読影レポート作成を実現
▽症例登録機能やティーチング機能により、教育、カンファレンス、研究用に情報の二次活用することができるため、メッセージ機能による読影医間のコミュニケーションの向上が可能
※問い合わせ先=GEヘルスケア・ジャパン コミュニケーション本部 TEL 0120・202・021