ネットワンシステムズ/仮想基盤パッケージ

 ネットワンシステムズは、導入実績をもとに設計した医療機関向けの仮想基盤パッケージ「Artery(アーテリィー)」を発売した。
 また、医療機関向けの仮想基盤ソリューションデモ機能や、医療情報システムベンダ向けの仮想基盤上でのシステム稼働検証機能を提供する「NetOne Healthcare Innovation Center」を開設した。
<特長>
●Artery
▽同システムの導入によって、医療機関は既存の物理サーバ群を大幅に集約し、コスト・運用負荷・設置スペースを削減することが可能。また、仮想環境特有の機能を活用することで、医療情報システムの安定稼働・停止時間短縮を実現する
▽同社が豊富な導入実績をもつ「EMC VSPEX」と「VCE VxRail Appliance」をベースに、医療機関のシステム規模に応じた3タイプのパッケージを用意し、迅速に導入することが可能
▽耐障害性の強化では、重要なシステムについて「vSphere HA(High Availability)機能」を活用することで、障害時でも自動的なシステムの再起動を可能にしている。また、物理サーバのメンテナンスにともなう計画停止時でも、仮想マシンを一時的に他の物理サーバに移動させることにより、継続したシステム稼働を実現
▽運用性の向上では、同社が遠隔地から同システムの運用を支援することで、専任の運用担当者がいない医療機関の負荷を大幅に削減する。障害時は、従来の物理環境では、医療機関側で障害検知・切り分けおよび各システムベンダへの連絡が必要であったが、同システムでは、同社が仮想基盤全体の監視と障害対応を一元化しており、障害検知から復旧まで迅速な対応を可能にしている
●NetOne Healthcare Innovation Center
▽医療機関は、デモンストレーションを通じて仮想基盤上でのシステムパフォーマンスや操作感を事前に確認することが可能。また、医療情報システムベンダは、取扱いシステムの仮想基盤上での稼働を検証することができる
▽医療機関向けのデモンストレーションでは、サーバ集約によるコスト削減や、「vSphere HA機能」による障害時のシステム継続性向上、「VMware vSphere with Operations Management」による仮想環境全体の可視化などを確認することができる
▽医療情報システムベンダは、同社が用意した仮想基盤上に取扱いシステムを構築し、仮想環境での稼働検証、CPU/メモリ/ディスクなどのリソース消費状況の検証、各種システム機能の検証、「vSphere HA機能」を用いた際の切り替わり時間の計測、切り替わり後の稼働の正常性などを検証することが可能。また、検証が完了した医療情報システムについては、医療機関向けのデモンストレーションにより、実際に操作感を試せるようにする
※問い合わせ先=ネットワンシステムズ 広報・IR室 TEL 03・6256・0616

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