島津製作所/X線一般撮影システム「RADspeed Pro style edition」を発売

島津製作所/X線一般撮影システム「RADspeed Pro style edition」を発売

 島津製作所は、充実したオプションの活用と柔軟なシステム構築が可能なX線一般撮影システム「RADspeed Pro style edition」を4月5日に発売する。

X線一般撮影システムは、頭部、胸部、腹部、四肢など、多様な部位における画像診断検査の第一選択として外来診療や救急病棟などで幅広く活用されている。島津製作所は、大規模病院からクリニックまで、国内外の多くの医療施設に同システムの納入実績を有している。

新製品「RADspeed Pro style edition」は、従来の基本性能をベースに、使いやすさを追求したオプションを拡充した製品である。撮影部位に合わせてX線管保持部が上下方向に自動追従する上下連動機能で簡単に位置合わせができる。また、天井周辺のケーブルをレールと一体化するケーブルガイドによってX線管保持部の移動がスムーズになり、トレイ内のFPD(フラットパネルディテクタ)を回転させることで撮影サイズの変更を可能にするなど、多彩な機能をスタイリッシュなデザインにまとめている。

島津製作所は、顧客のニーズに合ったDR(デジタルラジオグラフィ―)システムをX線撮影装置に組み合わせて提供する「DR NEUTRAL(ディーアール ニュートラル) 2.0」というコンセプトを推進している。自動長尺撮影や装置側への患者情報表示など、他社製DRシステムとの深い連携も可能である。

<製品の特長>

1. 撮影スタンドや撮影テーブルに合わせてX線管保持部が自動連動

従来は天井走行式の高機能タイプのみが対応していたX線管保持部の上下連動機能が導入可能になった。撮影スタンドや撮影テーブルの高さを調整すると、X線管保持部が自動的に追従し、ポジショニングの効率がさらに向上する。

2. 新オプションのケーブルガイド

天井レール部のケーブルは、X線管保持部の自由な移動の妨げになる。新オプションであるケーブルガイドは、ガイド内にケーブルを収納して天井レールと一体化させることで移動性を向上させると同時に、スタイリッシュな外観と整然とした検査環境を実現する。

3. FPDをセットするトレイの充実

FPDを撮影スタンドや撮影テーブルにセットする際に必要なトレイが充実した。14インチ×17インチのFPD向けに、FPDを取り出さずに回転によって縦置き横置きの切り替えが可能なトレイがラインナップに加わったほか、17インチ×17インチの大視野FPD専用トレイも選択可能になり、用途に合わせた選択の幅が広がった。

問い合わせ先=島津製作所  コーポレート・コミュニケーション部 ブランド・コミュニケーショングループ
TEL:075-823-1110 

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