島津製作所/デジタル式回診用X線撮影装置のラインナップを拡充
島津製作所は、デジタル式回診用X線撮影装置のさらなる普及を目指し、11月5日から、当社の「MobileDaRt Evolution MX8 Version(モバイルダート エボリューション エムエックスエイト バージョン)」のラインナップに、コニカミノルタ製DR(デジタルラジオグラフィ)システム搭載モデルを追加した。
デジタル式回診用X線撮影装置は、主に病棟回診や緊急性の高い医療現場での検査に用いられる。同社の「MobileDaRt」シリーズは、60を超える国で稼働しており、累計販売台数が4,000台以上になった。中でも、2018年1月から展開するシリーズ最新の「MobileDaRt Evolution MX8 Version」は、国内メーカーで唯一の伸縮式支柱構造を採用しているほか、高い走行性や細部まで配慮した操作性が好評である。
同社は、病院内のオペレーションに適したDRシステムを自社のX線撮影装置に組み合わせる「DR NEUTRAL(ディーアール ニュートラル)2.0」というコンセプトを推進している。「MobileDaRt Evolution MX8 Version」は自社製DRシステムの他に2社のDRシステムに対応しているが、今回、コニカミノルタ製DRシステムの搭載を実現したことにともない、画質や堅牢性に優れた同社の最新FPD(フラットパネルディテクタ)が利用可能になった。ラインナップの拡充で、さらに多くの医療施設のオペレーションに最適な装置を提供できるようになる。
<特長>
同社が独自開発した伸縮式のX線管支柱は、走行時に広い視野を確保でき、高いX線焦点位置からの撮影が可能。また、以前から定評のあるパワーアシスト機能により、直進や旋回もスムーズ。撮影後数秒で19インチの大型フルフラットモニタに画像を表示可能なことに加え、豊富な収納スペースなどを標準で備えており、ハードとソフトの両面でオプション類も充実している。
コニカミノルタ製DRシステムの搭載により、同社の最新FPDを利用可能。このFPDは、回診用途では世界最小レベルの解像度100μmを実現しており、診断精度の向上に寄与する。FPD内蔵のリチウムイオンキャパシターは、充電時間が短い上に充放電の繰り返しによる劣化が少ないという特長があり、耐衝撃性や防水性に優れる点も回診業務に最適である。
問い合わせ先=島津製作所 広報室
TEL:075-823-1110