EIZO/手術・内視鏡用モニターでEIZO初の立体視可能4Kモデルを発売
EIZOは、31.1型4K UHD(3840×2160ピクセル)解像度の3D手術用液晶モニター「CuratOR EX3141-3D」を、2018年11月12日に発売する。当製品は、EIZOブランドの手術・内視鏡用モニターとしては初となる、高解像度4K UHD(3840×2160ピクセル)表示を立体視できる4K/3Dモデル。治療時間の短縮と精度向上を目的に開発が進む4K/3D内視鏡・手術顕微鏡カメラシステムと組み合わせて使用できる。
また、発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを採用し、高輝度450cd/m2を実現。
さらに、オプティカルボンディング加工を施すことで、目障りになる画面の映り込みを和らげる。これにより照明が明るい手術室で使用する場合でも、手術映像の奥行き感、立体感を明るく見やすく再現する。加えて、EIZOの手術用モニターとしては初めて12G-SDI端子を搭載。3G-SDI端子搭載の4KモニターではSDIケーブルを4本必要としていた毎秒60フレームの4K映像の伝送が、12G-SDI端子搭載によりケーブル1本で可能になる。モニター設置時の手間や時間を軽減し、すっきりとした配線を実現する。
<特長>
1、3D手術映像を4K解像度で忠実かつ高精細に表示
4K/3D内視鏡や手術顕微鏡の3D映像を、フルHDの4倍にあたる高解像度4K UHD(横3840×縦2160ピクセル)と高輝度450cd/m2で、奥行き感、立体感まで忠実かつ高精細に見やすく再現。
2、映り込みを和らげ、高い視認性を確保
液晶モニターの画面の映り込みは、画面を照らす外光が屈折率の異なる空気層やガラスを透過する際に発生する光の反射であるが、当製品は、液晶パネルと表面の保護ガラスを貼り合せるオプティカルボンディング加工を施しており、光の屈折率の差を最小限に抑え、目障りになる画面の映り込みを和らげている。これにより、医師の手元が見やすいように照明が明るい手術室で使用する場合でも、コントラスト比の低下を防ぎ、視認性の高い映像を再現する。
3、安全性、衛生面に配慮したフルフラットデザイン
手術室に設置された多くの医療機器や装置は、手術内容に応じて並び替えられたり、手術室間の移動が伴うが、その際の医療スタッフの安全性を考慮し、角のない丸みを帯びたデザインを採用している。さらに、前面すべてを保護ガラスで覆ったフルフラットデザインで、防塵・防水等級はモニター前面:IP45、全体:IP32を実現。また、ケーブルカバー装備でケーブル類もすっきり収納できるなど、安全で衛生的な手術環境の実現に貢献する。
4、ケーブル1本で映像信号の伝送が可能
12G-SDI(BNC)、あるいはDisplayPort 1.2、HDMI端子で、60フレーム/秒の4K UHD映像信号をサポート。さまざまなモダリティ機器とケーブル1本で直結できるうえに、小型ACアダプタにより、容易なケーブルマネージメントを実現。12G-SDI(BNC)端子を使用すると、30mの長距離伝送も可能。また、端子にロック機構がないHDMIはモニター側にロック機構を搭載するなど、端子が抜けることを防止し、安定した接続を保持できるよう設計されている。
問い合わせ先=EIZO 営業1部 モダリティイメージング課
TEL:03-5764-3403