日立ヘルスケアシステムズ/薬局向け電子薬歴「Pharma-SEED EX」発売
日立ヘルスケアシステムズは、薬局向け電子薬歴の新製品「Pharma-SEED EX」(ファーマシード イーエックス)を9月25日から販売開始する。
本製品は画面構成や配色など画面デザインを一新し、従来製品と比べ使いやすさを向上させた。また、クラウド環境での薬歴参照機能を標準搭載することにより、薬局内だけでなく、他店舗や訪問先での情報共有を容易にし、薬局・薬剤師に求められる「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」の業務を支援する。
政府は、2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供を行う地域包括ケアシステムの構築を推進している。この中で薬局は、24時間の対応や在宅医療への参加など、「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」の役割を担うことが求められる。現在、電子薬歴は約7割の薬局に普及しているが、今後、安全性の確保や医療情報の共有のため、電子薬歴の普及はより一層進むと見込まれている。
<特長>
1.画面デザインを一新し、業務効率を向上
薬歴作成作業の効率化は、薬剤師の業務負担軽減とともに患者サービスの向上につながる。同製品ではデータの入出力がスムーズに行えるよう、業務に合わせて画面構成をカスタマイズすることが可能。また、背景色は8色から好みの色を選ぶことで、画面を見やすくできるなど、快適な操作環境を提供。
2.クラウドで薬歴データを共有
同製品はクラウド環境を利用し、薬歴データをセキュアに管理する。またタブレット端末、スマートフォンなどマルチデバイスに対応しており、いつでも、どこでも薬歴データへのアクセスが可能。在宅対応や薬局チェーン内の情報共有の効率化により、地域医療の担い手として貢献する「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」を支援する。
3.介護レセプトのオンライン直接請求に標準対応
これからますますニーズが高まる在宅医療に対応して、訪問薬剤管理指導計画書・報告書の作成や定期処方の比較など、支援機能の充実に加え、請求業務にかかる作業負担を軽減するため、介護レセプトのオンライン直接請求機能を標準搭載。(11月中旬対応予定)
問い合わせ先=日立ヘルスケアシステムズ 経営戦略本部 企画部
TEL : 03-3490-0769