富士フイルム/外科用Cアーム型デジタル透視システム
富士フイルムは、新X線動画処理エンジン「Dynamic Core Engine(ダイナミックコアエンジン)」により、低線量で高鮮鋭かつ高コントラストなX線動画像を実現する外科用Cアーム型デジタル透視システム「COREVISION 3D」を新たに開発した。
<特長>
▽動画像を構成する一枚一枚のフレームにノイズ低減処理を施し、患者の体の動きを高精度に検出して前後のフレームを重ね合わせることで、ノイズを低減しながら処置具や患部の対象物を鮮明に描出
▽対象部位のX線吸収量の違いにより、発生する白つぶれや黒つぶれを抑制し、バランスの良いコントラストを実現
▽画像処理が高速に行われるため、最大25フレーム/秒の高フレームレートでも、実際の動きと動画上の動きのタイムラグを抑えてX線動画を鮮明に描出
▽対象部位を180°相当スキャンして術中に3D画像を描出し、体内に挿入したインプラントやスクリュー、および固定プレートの位置など2D動画では見えにくいものをさまざまな角度から確認することができる
▽同社独自のISS方式を採用したFPDを搭載。「ダイナミックコアエンジン」と組み合わせることで、同エンジンを使わない場合と比べて約半分のX線量でも同等の画像を提供
▽FPDは、外科用Cアームでは最大級の31cm×31cmで、椎体など観察対象が広範囲の治療にも適している。また、高精細な150μm画素サイズを採用することで、細いカテーテルなどの視認性を向上
※問い合わせ先=富士フイルムメディカル 営業本部 マーケティング部 TEL 03・6419・8033