東芝メディカルシステムズ/デジタルX線TVシステム
東芝メディカルシステムズは、多目的な検査に対応するCアーム搭載デジタルX線テレビシステム「Ultimax‐i(アルティマックス アイ)」に、従来より最大65%の被ばく低減(同社比)を可能とする新しい高画質・低線量検査コンセプト「Octave(オクターブ)」を搭載した。
Octaveは、新たに開発したリアルタイムの画像処理技術と低線量検査のためのアイテムにより、高画質と低線量の両立を高い次元で実現。さまざまな検査に適した画質と線量により、安全で効率の良い医療を提供する。
<特長>
▽Octaveは、従来から採用されていた画像フィルタ処理(Super Noise Reduction Filter:SNRF)や、デジタル補償フィルタ(Digital Compensation Filter:DCF)を高いレベルで進化させながら新たな最新技術から構成される高画質、低線量検査のための同社独自のコンセプト。従来より1オクターブ上の診断・治療に最適な線量と画質のバランスを提供することで、安心・安全な医療を提供
●多重解像度SNRF
画像を複数の周波数帯域に分解し、分解した周波数帯域それぞれに適切な処理を行うことで、広い帯域のノイズの除去を可能とした。多くの検査で重要とされる透視画像の視認性を向上させ、残像、コントラストの低下なく高画質を実現
●デジタル補償フィルタ(DCF)
画像の高輝度部と低輝度部の明るさを自動補正するデジタル補償フィルタ機能により、画像の黒つぶれや白とびを補正して最も観察しやすい画像に調整
●IR解像度補正
逐次近似法(Iterative Reconstruction:IR)を利用した解像度補正により、理想のMTF(Modulation Transfer Function)を実現
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100