シーメンスヘルスケア/X線CT診断装置
シーメンスヘルスケアは、タブレット端末による操作を可能にしたCT装置「SOMATOM go(ゾマトム ゴー)」を発売した。
<特長>
▽専用のタブレット端末を使用し、患者登録から画像確認・転送までの一連の操作を検査室内で行うことができる。オペレーターの移動を最小限にし、被検者がより安心できる検査を提供する。また、オペレーターが被検者のそばにいることで、小児や高齢者の検査では介助者を必要とする場面が減少することも期待される
▽システム制御や画像再構成を担うコンピュータを装置本体に内蔵。これにより、X線防護用の鉛ガラスで隔てた操作室の設置が必ずしも必要とならないCT装置導入の新しいかたちを実現。導入時のレイアウト変更にかかる初期費用を抑えるだけでなく、限られたスペースにもCT装置を導入することができる
▽同社製CT装置のフラッグシップモデル「SOMATOM FORCE」や「SOMATOM Drive」に搭載されているX線スペクトラム変調技術を搭載。この技術は、画像化に寄与しない低エネルギー成分のX線を効果的にカットし、一般的な胸部レントゲン撮影と同等の被ばく線量によるCT検査を可能にする。同技術は、現在までに胸部低線量肺がんスクリーニング検査にも利用されており、人間ドックや健康診断への適応も期待される
※問い合わせ先=シーメンスヘルスケア MSC本部 コミュニケーション部 TEL 03・3493・7630