オリンパス/泌尿器内視鏡用 4K カメラヘッドを新発売(24.9.20)

オリンパス/泌尿器内視鏡用 4K カメラヘッドを新発売(24.9.20)

オリンパスは、外科手術用内視鏡システム「VISERA ELITE Ⅲ」に対応した泌尿器内視鏡用 4K カメラヘッド「CH-S700-08-LB」を欧州で発売した。日本、香港及びシンガポールについても、各国の法規制対応の準備が整い次第発売する。本製品は、オリンパスとソニーとの合弁会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズが技術開発を担当した。

本製品は従来の自社 HD カメラヘッドと比較して 4 倍の画素数を持ち、高精細な 4K 白色光画像と 4KNBI画像での観察を可能とした。また光デジタル技術である BL観察機能を搭載し、1 つのカメラヘッドで多様な観察ニーズに対応する。これにより、膀胱がんをはじめとする泌尿器科疾患に対して、従来では得られなかった内視鏡画像を提供することで、質の高い診断・治療をサポートする。本製品の発売を通じて、オリンパスは泌尿器科疾患の早期診断、低侵襲治療、フォローアップという患者のケア・パスウェイを強化し、医療水準の向上と患者のアウトカムの改善を目指す。

▪主な特長
1. True 4K イメージングと True 4K NBI により、手技をサポート

独自の 4K イメージセンサーを搭載し、従来の HD 画像よりも 4 倍の画素数と豊かな色域の画像提供が可能となった。Ture 4K とはイメージセンサーによる画像の撮像、画像伝送・処理、ディスプレイへの表示、映像記録の一連のイメージングチェーン全てを 4K 内視鏡画像に最適化させた高解像映像を意味する。また、NBI 観察モードも 4K 画質に対応し、泌尿器内視鏡手術で重要となる粘膜表層の微細な変化に対して、術者に高精細な映像やコントラストを含む多くの情報を提供する。これによって、より精緻な病変検出と切除をサポートする。

2. 白色光観察、NBI 観察、BL 観察を 1 つのカメラヘッドで対応可能にし、より確実な診断・治療をサポート

従来、自社製品では BL 観察を行うためには専用のシステムが必要だったが、本製品は白色光観察、NBI 観察、BL 観察を 1 つのカメラヘッドで対応可能にした。これにより、症例によって異なる観察ニーズに対応し、また医療機関での機器運用の効率化をサポートする。

3.オートフォーカス技術を搭載し、より簡便にクリアな視野での手術に寄与

従来、自社製品では内視鏡画像のピントを合わせる際、レバーやダイヤル形状の操作部よりマニュアルでの調整が必要だった。オートフォーカス技術の採用により、ボタン一つでフォーカス調整が可能となった。これによりクリアな視野での手術に寄与する。

 

問い合わせ=オリンパス  コミュニケーションズ

ホームページ:http://www.olympus.co.jp

 

 

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