シーメンス・ジャパン/X線CT装置

シーメンス・ジャパン/X線CT装置

 シーメンス・ジャパンは、新しく開発したX線管「VECTRON」を搭載し、低侵襲CT検査(低被ばく撮影と低造影剤撮影)を実現するデュアルX線管搭載型CT装置 「SOMATOM Force(ゾマトム フォース)」を発売した。
<特長>
▽新開発のX線管「VECTRON」の搭載により、最大1.3A(1300mA)のハイパワーな管電流の発生が可能になったため、高画質を維持しながら低電圧での撮影を実現。通常のルーチンCT検査では、120kVの管電圧を用いた検査が必要なところ、70kV~80kV程度の低電圧で検査が可能なことにより、通常の胸部CT検査で使用する被ばく線量5~30mSv程度に対し、SOMATOM Forceによる被ばく線量は一般的な胸部レントゲン検査と同等の0.1mSv程度となり、大幅に被ばく線量を低減した検査を行うことができる。また、低電圧撮影により造影コントラストが上昇するため、造影剤使用量を大幅に減らすことも可能
▽秒間70cm以上の撮影速度を実現し、多くの部位での検査において息止めが不要になる。心臓検査は0.1秒台、胸部検査では0.5秒以下で撮影することが可能になり、広範囲を今までにない短時間で撮影が行える。また、アナログ回路を排除しフルデジタル化した新型の検出器「Stellar Infinity Detector」や、進化した逐次近似画像再構成法「ADMIRE(Advanced Modeled Iterative Reconstruction)」などにより、低被ばくで高精細な画像の描出が可能
※問い合わせ先=シーメンス・ジャパン コミュニケーション部ヘルスケアマーケティングコミュニケーショングループ TEL 03・3493・7630

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