東芝メディカルシステムズ/デジタルラジオグラフィ装置
東芝メディカルシステムズは、一般撮影におけるデジタル化のニーズに対応するため、新たにヨウ化セシウム(CsI)シンチレータを採用した14×17インチカセッテサイズFPD(有線タイプ)、および17×17インチフルサイズFPD(立位撮影台搭載タイプ)を組み合わせたデジタルラジオグラフィ装置「TFD-2010A」を発売した。
<特長>
▽組み合わせのFPDは東芝電子管デバイス社製で、従来のガドリニウム系(GOS)シンチレータタイプのFPDに比べて量子検出効率が高く(DQE 70%以上)感度が高いため、約20%(同社比)の撮影線量低減が可能となり、被検者の被ばく低減を実現
▽14×17インチカセッテサイズFPD(有線タイプ)は、従来の3.9kgから3.2kgと700gの軽量化を図っており、撮影台から取り外して使用する場合の作業負担も軽減。撮影後3秒以内には画像確認が可能で検査効率の向上が図れるとともに、CR(Computed Radiography)と比較して読み取り装置が不要となるため、クリニックなどでは限られたスペースを有効に活用することができる
▽17×17インチフルサイズFPDは、上下連動対応形の立位撮影台に搭載し、胸部撮影用のデジタルラジオグラフィ装置として、健診施設を中心とした需要に応える
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100