日立メディコ/マルチスライスCT

日立メディコ/マルチスライスCT

 日立メディコは、高速・広範囲撮影と高画質を両立させるコンパクト&ハイパフォーマンスの64列マルチスライスCT装置「Supria Grande」を発売した。
<特長>
▽最小スライス厚0.625mmで胸部を4~6秒で撮影可能。高齢者など息止めの難しい被検者や、検査中に姿勢を保つのが困難な被検者の検査等に広く使用できる。また、最小スライス厚0.625mmでルーチン検査を行うことができるため、スキャン面内と同等の体軸方向分解能を持った等方性のMPR(Multi-Planar Reconstruction 多断面再構成)画像が再構成可能
▽撮影時に設定したFOV(Field of View 有効視野)に関わらず、常時最大FOV(50cm)のデータを収集・保存する。例えば、姿勢を保つのが困難な被検者の頭部撮影において設定したFOVから画像が欠損した場合でも、最大FOV内であれば、欠損部分を再構成することが可能であることにより、再撮影する必要がない
▽被検者の不安を視覚的に軽減するため、75cmの大開口径でありながら、幅2m・高さ1.85mを下回る小型化を実現したコンパクトなスキャナガントリを採用。同社従来64列CT装置と比較して、ガントリ幅を約15%、高さを約10%サイズダウンさせた。また、同社従来64列CT装置よりユニットが1つ少ない3ユニット構成(スキャナガントリ、寝台、操作卓)で、CT検査室のスペースを有効活用できる。標準寝台との組み合わせでは、従来シングルスライスCT装置相当の最小12㎡のCT検査室にも設置可能
▽コストパフォーマンスに優れた5MHU X線管球を採用しているため、CT装置のランニングコスト軽減も期待できる。さらに、部屋の電源容量に合わせて75kVAまたは50kVA、また部屋の大きさに合わせて標準寝台またはロング寝台を選択できるため、CT更新時の選択の幅が広がる
▽被検者の体型情報と設定した目標SD(Standard Deviation 標準偏差)に基づいて3次元方向(X-Y-Z)に管電流を制御する「IntelliEC」、CT検査のノイズ低減効果と高画質化技術として期待されている逐次近似再構成の原理を応用した先進のノイズ低減技術「Intelli IP」を標準搭載
※問い合わせ先=日立メディコ CT・MRマーケティング本部CT製品企画グループ TEL 03・3526・8305

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