富士フイルム/デジタルX線画像診断装置
富士フイルムは、全下肢領域や全脊椎領域などの広範囲をワンショットで撮影できるロングサイズ(17×49インチ)DR方式・デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO GL(カルネオ ジーエル)」を、富士フイルムメディカルを通じて発売した。
<特長>
▽DRパネルのサイズの制約により、複数回に分けて撮影しなければならなかった全下肢領域や全脊椎領域のX線撮影が1回で完了。これにより、従来の煩雑な分割撮影の作業が不要となり、撮影効率は大幅に向上。また、撮影の所要時間も短縮され、患者の身体的負担が大幅に軽減される
▽独自の画像読取方式のISS方式を採用。センサーに到達するまでの光信号の距離を短縮し、光信号の拡散・減衰を抑えることにより、X線変換効率を大幅に向上。また、大小の蛍光体粒子を最適なブレンド比とした独自設計のGOS(ガリドニウムオキサイドサルファ)シンチレータにより、X線の吸収量を向上させることで、高感度・高鮮鋭度な画像を提供。さらに、透過時にX線が吸収されやすく撮影画像のコントラストが低下する心臓や縦隔部、骨盤などの低濃度部領域は、独自に開発したノイズ低減回路の搭載で、大幅にノイズを抑制し、画像の粒状性が飛躍的に向上
▽フラットパネルセンサ自体がX線の照射を自動で検出する「SmartSwitch」を標準搭載。X線発生装置とのケーブル接続が不要なため、既存のX線発生装置と自由に組み合せて使用できる。「SmartSwitch」には、独自技術を駆使したX線信号と外乱ノイズを判別する高性能な判定アルゴリズムを搭載し、確実なX線信号の検知が可能。フラットパネルセンサへの衝撃による誤検出や低出力なX線発生装置に依存することがなく、安心で快適な撮影を提供
※問い合わせ先=富士フイルムメディカル マーケティング部 TEL 03・6419・8033