日立メディコ/MRIシステム
日立メディコは、静磁場強度1.5テスラの超電導MRI装置「ECHELON OVAL type ORIGIN 5(エシェロン オーバル タイプ オリジンファイブ)」を発売した。
<特長>
▽細胞膜や細胞内の小器官等により水分子の拡散が制限される現象(制限拡散)を強調して計測するDKI(Diffusion Kurtosis Imaging:拡散尖度画像)機能を搭載
▽モーションアーチファクト低減撮影技術「RADAR」を、頭部血管撮影にも拡大適用
▽狭窄などによる血行動態変化を可視化するため、目的血管を選択的に抑制する同社の独自技術を、これまでの頭部領域に加え肝臓にも適用
▽脳神経領域において腫瘍の鑑別などに用いられているMRスペクトロスコピー計測機能を、乳房MRI検査にも適用
▽心臓内部の血流速度の画像化や、心電図同期の不要な撮影手法の搭載など心臓撮影機能を充実
▽体格の大きな人や、狭い所を苦手とする人にとっても開放感をより感じるように、横幅74cmのOVAL(楕円)ボアを採用。また、解放的に検査できるように横幅63cmのワイド寝台を搭載。横幅が広いため、高画質が得られる磁場中心に撮影部位を移動することができる
▽ワークフロー向上技術「WIT(Workflow Integrated Technology)」を搭載したRFコイルシステムにより、頭部から体幹部撮影において寝台天板に設置した受信コイルを外すことなく、撮影したい部位の受信コイルを乗せ換えるだけで簡便に最適な感度分布で撮影できる。また、着脱可能な寝台「WIT Mobile Table」を採用し、2台目の寝台(オプション)を用意することで、1人目の撮影中に2人目の撮影準備を整えることができる
※問い合わせ先=日立メディコ 国内MR・CT営業部 TEL 03・3526・8306