JVCケンウッド/病理用画像表示モニター
JVCケンウッドは、病理用画像表示モニターの新製品として24.1型カラー液晶モニター「JD-C240」を発売した。
同製品は、同社独自のカラーマネジメント技術により、病理画像表示に求められる高精度な色再現を実現。また、指定した色空間の共有を可能とする同社独自のプロファイル管理により、遠隔地や複数台間での統一した色再現を実現し、遠隔画像診断環境の構築にも対応するカラー液晶モニターである。
<特長>
▽同社独自の三次元画像処理とアルゴリズムからなるカラーマネジメント技術により、高精度な色再現を実現。色温度だけでなく、モニターが再現できるすべての色を調整することで理想的な色階調と比較し、⊿E(デルタ・イー)1以内に表示する。この値は、一般的なモニターと比較し、5倍色精度が向上していることを意味している。
▽同社独自プロファイル管理により、指定した色空間の共有が可能。遠隔地に設置した本機や複数台の本機間で、統一した色再現を実現。また、出荷段階で高精度なキャリブレーションを実施し、個体差によるバラつきのない色再現性を確保
▽同社独自のエッジ強調技術により、不自然な輪郭補正なく、映像の視認性を向上させる「コントラストエンハンサー」を搭載。コントラストエンハンサーのON/OFFは、前面の専用ボタンで簡単に切り替えることが可能
▽ユーザーが指定した特定の色に対して色相、彩度、明度を、全体の色味を変えずに、指定した色のみを調整することができる
▽同製品と同社製プロジェクターとのカラーマッチングを可能にする追加キットを発売する予定。カンファレンス、遠隔病理、医療実習などにおける表示デバイス間の色再現の共有を実現する。また、ユーザーが任意に指定する同製品の色域・ガンマ・色温度・輝度の調整も可能
▽モニターのカラーモードを複数プリセット。「sRGBモード」、「Adobe RGBモード」、「DICOMGSDR(Clear)モード」、「DICOMGSDF(Blue)モード」に加えて、顕微鏡画像観察に最適な「Microscopyモード」を搭載
※問い合わせ先=JVCケンウッド ヘルスケア事業統括部営業部 TEL 045・450・1890