フォトロンM&Eソリューションズ/新たな価値を生み出す動画ネットワークシステム
https://www.photronmandesolutions.co.jp/medical/
フォトロンM&Eソリューションズは、カテーテル室における映像保存配信システムという主力製品のソリューションを中心に展示。ブースはカテーテル室をイメージしたレイアウトとした。
●【新製品】遠隔映像配信システム「Kada-Stream」
初公開の「Kada-Stream」は、血管撮影装置の術野や術場、血管撮影装置以外の画像を最大8入力の映像信号を1画面に集約して映し出すことができ、その映像をWeb会議のアプリケーション(ブースのデモ機はGoogle Meet)を介してスマートフォンやタブレット、PCに配信するシステム。システム画面上では、表示画面の入れ替えや画面数、各画面のサイズなどを任意に行うことができる。Google Meetのアカウントによっては映像を録画できることから、教育映像としての活用も可能。ITEM2023での公開以降に発売され、今後はZoomなど他のWeb会議アプリにも対応していく予定である。
●【新製品】透視像録画/配信システム「Kada-Rec2」
透視像などの映像を最大解像度1920×1080pixelの映像信号で、最大4系統同時に取り込むことが可能で、ファイルはMPEG4(H.264)形式で保存するためWindowsやMacなどさまざまな環境で容易に閲覧・編集ができる。本展示では、キャプチャーボードなどを収める筐体をコンパクト化した「Kada-Rec2」を初出展した。筐体のコンパクト化は医療現場からの要望に応えたもので、読影室の省スペース化を目的として開発。DICOMで保存しない透視像をデータでハードウェアに保存することができる。なお、「Kada-Rec2」の発売は今年中頃を予定している。
●INTELLIGENT 3D WIRING PRO「Okay! Angle」
最小の短縮率で正確な血管造影装置Cアームの角度をシミュレートするソフト「Okay! Angle」を初出展。同ソフトは桜橋渡辺病院の小山靖史医師が開発したもので、同社が販売代理店を務める関係で今回展示された。同ソフトの活用により、造影剤を使用しない撮影や石灰化症例の最適な3Dワイヤリングなどが可能となる。
●手術映像収録配信システム「Kada-OR」
カテ室や手術室で発生するさまざまな映像を収録・配信する「Kada-OR」の実機も出展された。術野・手元映像等手術室内に設置した複数のカメラや各種装置の映像をまとめて収録し、患者情報を取得した上で保存する。ライブ配信の機能も有しており、医局などにおける視聴も可能としている。