JVCケンウッド/あらゆる医療現場へ。
http://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/
JVCケンウッドは、「あらゆる医療現場へ。」をテーマとし、これに対応することができるフルラインアップの製品を揃えてブースを構成。「画像診断モニター」と「画像診断ワイドモニター」に分類し、それらの製品をブース前面に展示した。ブース本体はJVCレッドとホワイトのカラーリングを基調に構成されており、遠隔・在宅読影やAI時代に対応するソリューションなども提案していた。
●【参考出品】21.3型3Mカラー液晶モニター「CL-S301」
PACS用医用画像表示モニターの最新モデルである「CL-S301」を参考出品。「CL-S301」は、コロナ禍により医療現場においてニーズが増えた在宅や読影センターでの読影ニーズへの対応も視野に入れた新製品である。医用モニターとしてはまだ数少ないUSB Type-Cに対応しており、Type-Cケーブル1本で映像伝送と給電ができるため、ノートPCやモバイル端末とのスマートな接続が可能。これにより、デスク周りがすっきりした快適な読影スペースを医療従事者に提供する。また、2系統入力に対応したことで1つのモニター上で2つの異なるPC端末の切り替えや表示が可能であり、設備費用の削減にも貢献。さらに、「i3」シリーズで好評の輝度・コントラストの調整機能など独自の読影サポート機能を強化し、使い勝手をより向上させた。また、ベゼルが狭額縁になったため、視線移動がしやすいことも特長として挙げられる。なお、「CL-S301」の発売は年内を予定している。
●【新製品】32型8Mカラー液晶モニター「CL-R813」
画像診断ワイドモニターのコーナーでは、昨年6月下旬に発売した「CL-R813」が来場者の関心を集めていた。同コーナーには6Mカラー液晶モニター「CL-S600」及び12Mカラー液晶モニター「CL-S1200」も展示しており、これらは2~3M画像を2画面分以上の解像度で表示できる点が特長である。「CL-R813」は、32型画面領域にCT・MRI・CR/DRなどの画像を同時表示でき、1画面にビューワ、レポート、AI判定結果などのアプリケーションウィンドウの自由なレイアウトが可能。DICOM Part14階調カーブに準拠している。
●モニター管理ソフトウェア「PM Medivisor Cloud」
モニター品質管理ソフトウェア「PM Medivisor Cloud」は、院内外に設置されたモニターの稼働状況をインターネット経由で安全かつ効率的に収集・分析・蓄積し、管理者に提供するクラウドサービス。管理者が時間場所を問わず、モニターの品質状態を遠隔で一括管理・確認できるため、管理作業の大幅な効率化と保守コストの削減を支援する。また、セキュアな通信プロトコルを介して、インターネット経由での遠隔管理が安全に実施可能。医療現場における人手不足の課題や在宅読影のニーズに対応するソリューションとして仕立てられている。