EIZO/Making Each Life Visual

EIZO/Making Each Life Visual

https://www.eizo.co.jp

 EIZOはITEM2023において、受付から診察、診断、治療まで各ニーズに応じた映像環境の構築・提案を、実機を活用したデモンストレーションを通じて行った。展示コーナーは、読影支援ソリューション、ネットワーク品質管理、医療映像記録ソリューション、記録映像活用ソリューション、プレストイメージングなどで構成されていた。

●読影支援ソリューション
読影支援ソリューションのコーナーでは、「ワークフローを止めない」をテーマに、30.9型/12メガピクセル読影用カラー液晶モニター「RadiForce RX1270」、37.5型ウルトラワイド曲面モニター「FlexScan EV3895」を展示。マルチモダリティ対応の「RadiForce RX1270」は、読影用モニターを2面並列で設置する形に比べて机上にスペースが生まれ、さらに中央に隙間や枠がないため視認性も向上した点が特長となる。「FlexScan EV3895」は、電子カルテや検査リスト、レポートなどが一覧表示されることから、ウィンドウの切り替えや画面のスクロールを頻繁に行う必要がなくなる点が特長として挙げられる。これらの製品の活用により、作業効率の向上による読影業務の快適性向上が期待できる。

●ネットワーク品質管理
ネットワーク品質管理のコーナーでは、ネットワークを介して行えるモニターの管理ソリューションを紹介していた。ブースにはモニター品質管理ソフトウェア&キャリブレーションセンサー「RadiCS UX2」、インターネットとは隔離されたセキュアな閉域網でサーバと安全に接続するとともに、プロのサポートが得られる品質管理トータルケアの「RadiNET Pro Guardian」を出展。展示コーナーのモニターに、コンピュータ導入台数、モニター導入台数、モニターモデル別使用台数の基礎情報の他、モニター日常点検や不変性試験の結果の円グラフをダッシュボード画面で見やすく表示。新しいモニターと9年間以上使用したモニターを並べて展示してその劣化具合を示したディスプレーも、来場者の興味を引いていた。

●医療映像記録ソリューション
医療映像記録ソリューションのコーナーでは、本年8月発売予定のメディカルイメージングレコーダー「CuratOR MIR-1」を初出展した。「CuratOR MIR-1」は2TBのSSDを内蔵し4K/60pの動画を高画質で記録する。ブースでは手術用4Kモニター「CuratOR EX5542」を使って記録した高画質な画像を映し出し、来場者に披露していた。

EIZOのブースでは他に、記録映像活用ソリューションのコーナーで視聴・管理ソフトウェア「carina ADMENIC Browser 5」、27.0型4Kスタンダードモニター「FlexScan EV2740X」を使用した医療安全・医学研究・教育への利活用の提案、プレストイメージングのコーナーでは、プレストイメージングモニター「RadiForce GX560-MD」と読影室向け間接照明キット「RadiLight」を使ったARアンチリフレクション及びAGアンチグレアが確認できる展示を行った。

●ブース設計
EIZOは今回、ブース設計も注目された。“サステナビリティ”をテーマに、システム壁材やカーペット、LED照明にはリユース品を、展示物などを設置する台にはリサイクル可能な紙什器を使用し、また支柱は規定品のアルミシステム部材をレンタルして使用。さらに、EIZOブースでの電気使用に伴うCO2の排出は、クレジットを購入しカーボンオフセットを行ったという。なおEIZOは、1985年に欧州で製品の販売を開始して以来、環境負荷の低減に取り組んでいる。


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