インフォコム/Information SystemからIntelligence Systemへ

インフォコム/Information SystemからIntelligence Systemへ

https://service.infocom.co.jp/healthcare/irad/
 
インフォコムは、「Information SystemからIntelligence Systemへ」をコンセプトに据えて、従来の「情報管理」から一歩踏み出して「情報活用」にフォーカスした新製品として、バージョンアップしたRIS、治療RIS、レポートシステムなどをITEM2023で披露した。ブースはコーポレートカラーのブルーとホワイトを基調に“infocom”ロゴを随所に配した構成とし、デモ機8台で全てのシステムが見られるように設定して来場者を迎え入れた。

●【バージョンアップ】放射線情報システム「iRad-RS」
「iRAD-RS」は、ITEM2023で最新バージョンを初公開した。新機能として、線量データをRISのサーバでRISデータと紐付けて一括管理する機能や、受付時禁則チェック機能、検査時条件チェック機能などを搭載。その他、線量データ管理の設定(DRLs2020と検査結果の線量データの比較、ヒストグラム/箱ひげ図/散布図などの表示機能)や検査リストに同月複数回検査ありを示すアイコン表示、検査時期の調整などの提案に活用できる同月複数回検査フラグも装備している。

●【バージョンアップ】放射線レポートシステム「iRad-RW」
「iRad-RW」は、読影医の働き方改革支援を意識した新機能を搭載。「読影率のリアルタイム表示」や「当月未読影フラグ」がそれらの機能であり、これらにより検査種別の所要時間や本日の残り時間等を把握することで、読影業務の効率化を図ることができる。また、ボタンを押すとキー画像がポップアップする機能を追加し、「読影時間のヒストグラム表示」により読影業務の振り返りを行えるようにした。「iRad-RS」同様、ITEM2023が初公開であり、今後順次、発売される。

●【バージョンアップ】放射線治療システム「iRad-RT」
「iRad-RT」は、治療開始までの業務をリスト化しチーム内で進捗状況を共有するための機能「業務TOOD」や、がんの種類や症状のレベルに応じた照射方法のパターンを計画テンプレート登録するための「治療計画テンプレート」を新機能として採用。さらに、各施設における治療の長期的スケジュールの空き状況をシステムが判別し、照射回数に合わせた自動シミュレーションにより仮予約する「治療長期スケジュール」、治療カンファレンスの記録及び議事録をプラン単位で管理し、同一プランの複数回カンファにも対応した「治療カンファレンス」機能も新たに組み込んでいる。

●【参考出品】AI診断ソフトウェア活用ソリューション
AI解析ソフトウェア使用時の検査・読影ワークフローをサポートするシステムで、シーメンスヘルスケアやエルピクセルと販売協力契約を締結し同社の画像解析ソフトと連携。それらのソフトの解析出力結果を自動的に自然言語に変換して読影医のレポート作成を支援することで、医師の働き方改革への貢献を目指している。マルチベンダー対応が基本のソリューションで、今後、販売協力契約企業を増やしていく予定。


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