GE ヘルスケア・ジャパン/新型半導体 SPECT/CT 装置「StarGuide」の臨床稼働が開始
GE ヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市、以下、GE ヘルスケア)が提供する最新型半導体 SPECT/CT 装置“ StarGuide(スターガイド) ” の国内第一号機が2023 年 2 月より聖マリアンナ医科大学にて臨床稼働を開始した。本装置は従来の 2検出器モデルからデザインを一新し、検出器をリング状に 12 個配置することで、カメラが患者により近接することができるようになり、高画質化および短時間検査を実現することができる。
製品特長
目的の臓器に焦点をあてて撮影することで高画質、短時間化:フォーカスモード
従来までファンビームコリメータやピンホールコリメータといった特殊なコリメータを使用していた特定臓器の高画質化は、StarGuide のフォーカスモードを使用することで検出器が目的の部位に焦点をあてて撮影。検査の効率を上げるとともに、高画質化を実現。
270keV まで対応の検出器で 177Lu を確実に捉え、Theranostics をサポート
がんの治療における放射性医薬品内用療法には 177Lu が用いられることがあるが、その投与量が多いことで従来の SPECT/CT 装置では数え落としが発生し、中エネルギー帯であることから半導体であっても 208keV のエネルギーを収集することが難しいとされてきた。StarGuide は 270keV までのエネルギーに対応することで、従来の SPECT/CT 装置よりも数え落としを圧倒的に少なくし、コリメータを交換せずに 177Lu における 113keV, 208keV の双方のエネルギーを収集することが可能になった。画質、定量精度を向上させることで、Theranostics における予後予測、治療における正常臓器への影響をより正確に導き出すサポートを行う。
問い合わせ先=GE ヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション
TEL: 0120-202-021