ウィーメックス/クラウド環境を活用した診療所向け医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を発売
ウィーメックス(本社:東京都渋谷区)は、診療所向け医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を発売すると発表した。医療業務の効率化や医療DXへの対応が求められる中、厚生労働省が提唱するデータヘルス集中改革プランへの適応やそれに付随したセキュリティ対策、障害・災害対策用の業務継続計画(BCP)など、現在電子カルテにおける顧客ニーズは大きく変化をしている。今回発売した「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、従来製品の持つ操作性の高さや快適な入力スピードを保ちながら、オンライン資格確認や電子処方箋など医療DXへの取り組みに迅速かつ柔軟に対応でき、クラウド技術を応用したロケーションフリー及びデバイスフリーを実現したハイエンドモデルの電子カルテである。
「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、障害・災害発生時も即座にクラウド運用に切り替えられる「Medicom Cloud運用継続サービス」を標準装備している。タブレット等を活用したデバイスフリーのカルテ閲覧や撮影画像の取り込み機能を持ち合わせ、また、ノートパソコンを活用したMedicom-HRシリーズの豊富な機能をロケーションフリーで利用できるフルリモートサービス機能を有した新製品である。さらに、高いカスタマイズ性、及び「Medicom Cloud Connect API」を通じた他社サービスとのAPI連携も可能となり、医療従事者の多様な働き方をさらに支援する。
「Medicom-HRf Hybrid Cloud」が提供する3つの機能
#1 ブラウザ(PC・タブレット)を通じた院外からのカルテ閲覧
休日や診療時間外で、患者の容態が急変した時等に、PCやタブレットを使って外出先や自宅からでもカルテを確認できる。また、翌日来院する患者の事前確認、検査結果や特記事項などの閲覧、簡易的なメモ機能を通じて、医療従事者の業務効率化を支援する。
#2 タブレットで撮影した画像のカルテ取り込み
タブレットに搭載のカメラで患部や保険証などを撮影し、ケーブル接続等を行わずに画像データを格納できる。これにより、在宅診療中にも患者を撮影した写真をカルテに取り込むことができ、業務時間の短縮につながる。
#3.院内サーバーの電源を遠隔操作し、院内端末でどこからでも電子カルテを利用
従来の製品では、「リモートカルテ」というオプションサービスを提供していたが、院外から電子カルテにアクセスするためには、院内サーバーの電源がONになっている必要があった。「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、院内サーバーの電源を遠隔から操作できるため、医療機関の専用端末を使い、院内での作業と同様に電子カルテを利用できる。
問い合わせ先=ウィーメックス
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