JRC2023開催迫る
JRC2023は、3学会と国際医用画像総合展で構成する毎春恒例のイベントである。
今年の学会は、第82回日本医学放射線学会総会(会長は粟井和夫氏・広島大)、第79回日本放射線技術学会総会学術大会(大会長は市田隆雄氏・大阪公立大学医学部附属病院)、第125回日本医学物理学会学術大会(大会長は阿部慎司・茨城県立医療大)が、4月13 ~ 16日の4日間、パシフィコ横浜会議ホールで開催される。なお、今大会もコロナ禍の影響を考慮し、オンライン配信を含むハイブリッド形式での開催となる。3学会と国際医用画像総合展合同によるメインテーマは「Be a Game Changerin Medicine with Radiology」。
JRC2023の合同企画では、3学会合同特別講演で、薬剤師、薬学者、脳科学者として多数の著書を執筆している池谷裕二氏(東京大)が「脳AI融合の過去と未来」と題した講演を行う。
また、合同シンポジウムとしては、⑴「放射線領域のGame Changer」(画像診断におけるGame Changer/ 人工知能領域におけるGameChanger / IVRにおけるGameChanger/近未来の放射線治療におけるGame Changer)、⑵「放射線技術の温故知新-Angio-CTが創り出す医療イノベーション」(Angio-CTのアイデアにつながる放射線技術学の視点/ IVRにおけるAngio-CTの活用 ①-日常診療におけるAngio-CTの活用とCB-CTとの比較)/ IVRにおけるAngio-CTの活用 ②-経皮的RFA、下肢CTAにおけるAngio-CTの有用性/IVRにおけるAngio-CTの活用 ③-救命救急“Hybrid-ER”としての活用術/IVRにおけるAngio-CTの活用 ④-Direct MPRを用いた穿刺/ IVRにおけるAngio-CTの活用 ⑤-Angio-CT下に用いる新医療技術)、⑶「医学物理における放射線科学の革新」(画像診断の機械学習におけるアンサンブル学習の刈込みと多クラス分類の評価について/人工知能技術による放射線診断技術の革新/核医学治療の現状と未来-セラノスティクスへの期待/医学物理における核医学技術の革新/臨床医から見た医学物理における放射線治療技術の発展/医学物理における放射線治療技術の革新)の3題が行われる予定である。
2023国際医用画像総合展(ITEM2023)は、4月14 ~ 16日の3日間、パシフィコ横浜展示ホールA(一部)・B・C・Dで開催される。
主催はJRC(日本ラジオロジー協会)、運営はJIRA(日本画像医療システム工業会)。後援は厚生労働省、経済産業省、日本医師会、神奈川県医師会、横浜市医師会、日本医学会、日本医療機器産業連合会、横浜市。
開催時間は、14日が10時~ 17時、15日が9時30分~ 17時、16日が9時30分~ 15時となっている。開会式は14日9時30分から、展示ホール1階エントランスエリアで行われる。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、JRC2023(第82回日本医学放射線学会総会、第79回日本放射線技術学会総会学術大会、第125回日本医学物理学会学術大会、2023国際医用画像総合展)の参加登録は、今年もオンライン上で実施し、学会場内での参加登録は実施しないとのこと。現地開催とWeb開催のいずれに参加の場合も、オンライン参加登録が必要である。
展示内容は、画像診断装置、医用画像システム、周辺機器やアプリケーションを中心に、企業142社が展示を行う(新医療4月号149頁に「ITEM2023ここだけは見逃せない展示ブースガイド」を掲載)。
また、Webでの展示は、3月10日(金)からすでに開始しており、5月23日(火)まで閲覧することが可能となっている。
URL:https://item.jira-net.or.jp