インターシステムズジャパン/医療データの相互運用性とHL7 FHIRの有用性を訴える
インターシステムズジャパンは2月9日、「第3回 InterSystems 医療×ITセミナーソリューション開発編Ⅱ」をオンライン上で開催した。開発編の第2回目となる同セミナーでは、相互運用性とHL7 FHIRの実装をテーマに講演が行われた。
同社カントリーマネージャーの林雅音氏は、冒頭の挨拶で、「医療DXの推進は待ったなしの状況である。医療DX推進のためには有用な医療ITソリューションの開発が不可欠であり、また、医療DXの推進には欠かせない医療情報の自由な交換と利用を可能にする仕組みが求められている。2回目となる今回は、医療データの相互運用性について、特に今、注目を集めているHL7 FHIRの実装について講演していただく」と述べ、医療ITソリューション開発に関する同セミナーの意義を強調した。
講演では、荒木賢二氏(宮崎大学医学部 名誉教授)は「高度な医療DXを実現するための情報基盤とは」と題した講演を行った。荒木氏は、従来の医療ITの取り組みと、医療DXの違いを解説した後、HL7 FHIRの特長と医療DXを推進する上での同規格の有用性について説明。HL7FHIRを運用する上で、そのプラットフォームとなる「IRIS for Health」のようなシステムが重要な役割を果たすと語った。
次いで、インターシステムズジャパンの古薗知子氏が「HL7 FHIR×InterSystems IRIS for Health」と題して講演し、FHIRプラットフォームとしての「IRIS for Health」の活用と、新バージョンでの新機能を紹介した。講演の詳細については、月刊新医療2023年4月号にて報告する。
なお、3回目となるソリューション開発編Ⅲ「これからの医療ITソリューションに求められる姿を探る─データ分析/データ活用 最前線」は、4月20日(木)に開催の予定。