オリンパス/内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect」を発売

 オリンパスは、内視鏡診療・手術における医療従事者の新型コロナウイルスなどの感染リスク低減に貢献する※1内視鏡用シングルユース防護具「AeroProtect(エアロプロテクト)」を、2022年10月14日から国内で発売する。
 今回発売するAeroProtectは、消化器科、耳鼻咽喉科、呼吸器科での内視鏡診療・手術時に発生する飛沫やエアロゾル※2の拡散を最大99%以上※3低減し、医療従事者の感染リスク抑制をサポートする目的で開発された内視鏡用シングルユース防護具である。吸引チューブコネクタを備えたマスクとパッドや、内視鏡と処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了させることができるスリーブ、内視鏡操作部を覆うことができるカバーをラインアップしている。本製品は、松脇クリニック品川 耳鼻咽喉科・アレルギー科 松脇由典氏と、虎の門病院 消化器内科 菊池大輔氏と共同開発し※4、製品化したものである※5。現在、新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症を取り巻く環境は日々変化しており、感染対策や感染による影響が不明確な状況のもとで医療従事者が診療を行う場面も想定されている。本製品は、そのようなさまざまな感染リスクを伴う内視鏡診療・手術時において、医療従事者が現在使用中の個人用防護具(PPE)に追加して取り入れ使用することで、施設内の感染対策に貢献することを意図したアイテムである。
 
※1 社内検討に基づく。各種感染症に対する感染防止を保証するものではない。
※2 気体中に浮遊する微小な液体または固体粒子のことをさす。
※3 製品非装着の場合と、マスク DP-VEM-02・スリーブ DP-ES-01を装着し、吸引を行った場合を比較した社内机上試験に基づく。
※4 ニュースリリース「内視鏡検査・手術における新型コロナウイルス等の感染リスク低減を目指した内視鏡検査用防護用具の開発」https://www.olympus.co.jp/news/2020/nr01930.html
※5 本品は、非医療機器であり、シングルユース品、滅菌品、また日本国内使用品として開発・製品化したもの。

▪製品の特長
1.マスク DP-VEM-01、2.マスク DP-VEM-02
消化器科(上部)、耳鼻咽喉科、呼吸器科の診療・手術時に患者に装着して使用する。マスクに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧※1を加えることで、内視鏡診療・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する※2。
3.パッド DP-VEP-01
消化器科(下部)の診療時に患者の臀部に装着して使用する。パッドに備わっている吸引チューブコネクタから陰圧※1を加えることで、内視鏡診療中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する※2。
4.スリーブ DP-ES-01、5.スリーブ DP-ES-02
内視鏡挿入部に装着し、マスクやパッドに取り付けて使用する。内視鏡診療時・手術中に発生する飛沫・エアロゾルの拡散低減に貢献する※2ほか、内視鏡の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができる。
6.スリーブ DP-ET-01
処置具挿入部に装着して使用する。鉗子口からの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献する※2ほか、処置具の挿入部に直接触れることなく診療を完了することができる。
7.カバー DP-EC-01
内視鏡操作部を覆い、側面に空いた穴から手を入れて使用する。内視鏡操作部ボタンからの飛沫・エアロゾル漏洩低減に貢献する※2。
※1 陰圧:外部よりも内部の気圧が低い状態のこと。空気は気圧の高い方から低い方へ流れるため、内部の空気が外部へ拡散することを防ぐ。
※2 社内検討に基づく。

問い合わせ先=オリンパス コミュニケーションズ
Email:Global-Public_Relations@olympus.com


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