ジェイマックシステム／新規開業医向けクラウドPACSを中心に最新のITサービスを出展

放射線画像分野を中心に最新のIT製品とサービスを提供しているジェイマックシステム。ホスピタルショウ2022では、新規開業医向けクラウドPACS「Clims」をはじめ、シンプルな操作性と機能性を両立したクリニック向けのPACS「XTREK STATION」や放射線部門業務システム「ACTRIS」、線量管理システム「DoseChecker」を展示。また、感染対策用として、洗えるキーボード＆マウス、高性能空気清浄機Airdog等を出展した。

●新規開業医向けクラウドPACS「Clims」
ジェイマックシステムが展示会で最も力を入れていたのが、新規開業医向けクラウドPACS「Clims」である。同システムの最大の特徴は、その低コストによる導入・運用が可能である点。保守サービス込みで1ヵ月1万5,000円の費用のみで運用を実現することができる。画像ビューアや管理者ツールはWebベースで開発されており、面倒なインストールや更新作業の必要はない。施設内の電子カルテ端末との相乗りはもちろん、院外からノートPCやiPadを利用した画像閲覧、オプションでの遠隔読影連携も可能となっている。
画像ビューアは、病院向けのPACSと異なり、画像検索や電子カルテへの画像貼り付けなど、クリニックに必要な機能のみに集約しており、モニタ画面上のボタンを大きくするなど、ユーザーにとって分かり易い画面構成となっており、直感的な操作が可能である。
また、同システムに搭載させている機能で、導入施設から評価が高いのは、クリニック同士でのオンラインによる画像連携を実現した配信機能である。連携するクリニック間で、事前にアカウントとメールアドレス、セキュリティを担保したクライアント証明書を登録すれば、メールによる画像転送が可能となっており、メディアによる画像データ搬送の手間が不要になる。このほか、レポートにはテンプレート機能を搭載しており、登録した定型文を容易に入力できるなど、ユーザーのニーズに応えた機能を多数搭載している。ジェイマックシステムでは、ユーザーからの要望を積極的に取り込み、さらに有用性の高い機能の開発・搭載を進めていくとしている。