島津製作所/コロナ禍の中、患者と医療スタッフが安心できる医療環境を提供するシステムを展示
島津製作所は、島津トラステック、島津メディカルシステムズと共同による展示を行った。島津グループは患者が安心して受診できる医療環境と、医療スタッフの業務効率化を支援する各種システムを出展した。
展示会場では、外来受付システムの「MERSYS」シリーズの新製品で近日発売予定の「MERSYS-X」を中心に、案内表示システム、診療費支払機などを紹介した。病院を訪れる患者がスムーズに受付を済ませることが可能で、どこにいても診察・会計順を確認でき、スマートに会計を終えるまでの手続きを支援し、安心して受診できる環境を提供する。「MERSYS-X」は。診察券を挿入し、ビジュアル化されたボタン操作で、簡単に再来受付を終えることができるほか、再来受付機で起こりがちな“診察券の置き忘れ”を防ぐ機能を搭載するなど、患者に配慮した設計となっている。
また、デジタル問診サービス「Hospital Essential」を出展。最も時間を取られる医療事務業務の1つである問診について、スマホを活用した問診を事前に入力することで、医療事務の手間と病院滞在時間の短縮に貢献する。
他に、診療所向けの現金支払い装置を開発。コロナ禍の中、現金での支払いを嫌がるスタッフのために、コンビニやスーパーで普及が進むセルフレジを医療機関向けに開発。これにより、医療スタッフのストレスを大幅に低減できたという。
●診療所向け卓上支払機「Mer`C(メルシー)」
「Mer`C」は、感染症対策と業務効率化を支援する卓上支払機。同機を購入した医療機関の半数以上が、感染症対策を目的とした導入であるという。同機は、現金だけでなく、オプションでキャッシュレス決済にも対応。CAT端末連携ではクレジットカード・交通系ICに対応(オンライン専用)、キャッシュレス端末連携ではクレジットカード決済・電子マネー決済・コード決済が可能となっており、診療所のカウンターに設置可能な卓上タイプの製品として、省スペースを実現した装置となっている。