キヤノンメディカルシステムズ/診療所向け電子カルテ・医事会計システム事業をエムスリーグループに譲渡
キヤノンメディカルシステムズ(本社:栃木県大田原市)は、エムスリー(本社:東京都港区)と協議し、当社のヘルスケアIT事業部門が営む診療所向け電子カルテ・医事会計システム(TOSMEC製品)事業を、エムスリーの子会社として電子カルテ及び医療デジタルトランスフォーメーション(DX)事業を推進するエムスリーソリューションズ(本社:愛知県名古屋市、 東京本社:東京都港区)に対して2022年7月1日付(予定)で譲渡することを決定した。
キヤノンメディカルシステムズの国内診療所向けソリューション事業は1970年代より開始し、長年にわたる歴史と実績がある。電子カルテ・医事会計システム(TOSMEC製品)は、情報システムの設備を院内で保有するオンプレミス型であり、多彩な画像診断装置とシームレスに組み合わせ可能なシステムとして診療所の効率的な運用をサポートしてきた。
一方、エムスリーグループは、日本の医師の9割以上にあたる31万人以上が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するなど、医療関連の多様なサービスを提供している。電子カルテではAI搭載クラウド電子カルテを主力とし、診療所の運用効率化の支援を行っている。
診療所のDX化が進む中、エムスリーグループのもとでオンプレミス型とクラウド型の双方の製品を取り揃え、顧客の選択肢を広げることにより、本事業の更なる発展が期待できる。