ジェイマックシステム/患者さまのために。―放射線部門への貢献、サイバーセキュリティ対策、感染予防対策―

ジェイマックシステム/患者さまのために。―放射線部門への貢献、サイバーセキュリティ対策、感染予防対策―

https://www.j-mac.co.jp

3年ぶりにITEMに出展したジェイマックシステムは今回、ブースを「Imaging Solution」(CloudPACS/Viewer/Report)、「IT Solution」(RIS/線量管理/RTIS)、「Featured Producrs」(サイバーセキュリティ対策及び感染対策用製品)、「遠隔読影Solution」(eSite Healthcare)で構成。各テーマ別に固有のカラーを設け、展示上部に配した社名入りの格子状パネル部分が定期的にそのカラーに順次変化するという凝った設計のブースで、来場者を迎えた。

●画像診断ビューアプログラム「FUSION Plus」
統合画像ビューア「XTREK VIEW」のオプションとして、今年1月より更新版のリリースを開始した「FUSION Plus」は、新機能として、心臓3軸再構成や統合閾値VOIの最新検査への反映、比較時の自動位置合わせ、PERCIST1.0による治療効果判定対応、レイアウトの任意変更などを採用。これにより過去と現在の画像比較がより精緻となり、医師はより正確に読影できるようになった。なお「XTREK VIEW」は、フェイズスタック機能や新MPR機能、比較読影時の自動位置合わせ(三次元ボリューム・レジストレーション)などを組み込み、さらなる進化を果たしている。

●読影レポート支援システム「LUCID」
「LUCID」はバージョンアップにより、読影レポート見落とし防止管理を強化。従来からの注意喚起コメント(読影医が依頼医に対して通知したい内容を入力する機能)、レポートの未読/既読管理の機能に加え、昨年12月に新たに患者説明記録機能が加わった。これは、医師が画像診断報告書の内容を患者に説明したか否かを管理するもので、従来からある2機能と組み合わせてレポートをチェックすることで、より安全性が高まる。

●脳画像解析プログラム「PMAneo」
「PMAneo」は、2020年4月に販売を開始。急性期脳梗塞を対象とした画像解析プログラムで、脳梗塞の画像から血流の解析を行う。具体的には、虚血コア(死滅している箇所)と灌流異常領域(治療回復の可能性がある箇所)を検出し、その差分から医師がどの程度まで治療できるかの度合いの判断を支援する。専用ワークステーションにCTやMRIの画像を送信すると、自動解析した結果をPACSに送信する全自動のプロセス搭載も、システムの特長として挙げられる

●線量管理システム「DoseCheker」
今回展示された「DoseCheker」は、新たに診断参考レベル“DRLs2020”に対応。DRLsの比較画面の中から詳細な分布をみる際の基準線を示すことで、ユーザー施設内の中の「線量の多い・少ない」の分布が全体的に把握できる仕様に進化した。また、DRLsの実施記録についても、ユーザーからの要望をもとに、より運用・管理がしやすい形にアップデートされた。

●放射線部門業務システム「ACTRIS」
「ACTRIS」は、昨年の展示の時点から集計フォーマットの種類を増やし、データベースの活用性がより高まった。また、核医学検査は薬剤投与の日時が分かれるケースが多いが、検査当日の進捗状況がひと目でわかる画面構成を新たに採用。放射線部部門業務のワークフローの効率化及び情報把握のしやすささらに進化させるという考え方により、数々のアップデートを実施している。

ブースではほかに、近年大きな問題となっているサイバー攻撃に対応したセキュリティログ監視サービスの「TSOC」や、感染対策用アイテムの洗えるキーボード&マウス(米国Sealshield社製)、高性能空気清浄機「Airdog」などを出展した。なお、洗えるキーボード&マウスは、本年5月以降の販売を予定している。


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