ニプロ/受け継ぎ、そして新たな挑戦へ

ニプロ/受け継ぎ、そして新たな挑戦へ

https://www.goodmankk.com/

ニプロはITEM2022において「受け継ぎ、そして新たな挑戦へ」をテーマに掲げ、着実に進化を続けるCardiology総合管理ソリューション「Goodnet」をメインに据えてブースを構成した。ブース自体はコーポレートカラーのブルーとホワイトを基調とし、同時に十分なスペースを確保。自社製品のイオンレス次亜塩素酸水「シーエルファイン」の活用などを実施して、新型コロナウイルス感染症に対応した。

●Cardiology総合管理ソリューション「Goodnet7」
「Goodnet」の最新バージョンである「Goodnet7」には、DICOMビューワの「GoodView」に新機能として“エコー計測”を追加。従来は別途、ソフトウェアの追加が必要だったが、ビューワ上で閲覧・記録できるようになった。このため、専用端末のみならず院内の電子カルテ端末等でも必要に応じて記録が可能となり、利便性が向上した。2Dエコーはもとより、ドップラーやMモードなどの画像にも対応し、ボリューム計測も同ビューワ上で完結する。なお、この機能を搭載した最新バージョンの提供開始は、今夏以降を予定している。

●【新製品】リモートモニタリングデバイスデータ自動取得システム「REVOLVER」
ブースでは、今年4月に販売を開始したリモートモニタリングデバイスデータ自動取得システム「REVOLVER」も来場者の注目を集めた。「REVOLVER」は、心臓ペースメーカー4社製品の計測データを自動取得・加工し、ユーザー施設のシステムに送信するサービス。具体的には、抽出・取得したデータをクラウドサーバ上で加工と統合を行い、各医療機関はCSV及びPDFの形式で出力できる。医療機関側では、GOODNETのレポートシステム「G-Record」や電子カルテ等のシステムで配信データが一元管理できるという仕組みだ。これによりデータの取得時間が大幅に短縮でき、あるユーザー施設の例を挙げると、従来から約3分の1の時間で作業が終了するという。

●統合型血管解析システム「Medis Suite XA」
バージョンアップした統合型血管解析システム「Medis Suite XA」も注目展示の1つ。「Medis Suite XA」は定量的冠動脈造影解析(QCA/3D Single Vessel/3D Bifurcation)、血管造影解析(QVA)、左室造影解析(QLV)、右室造影解析(QRV)を行うシステムだが、新バージョンは従来は手動で行う必要のあった流速のフレームカウントが自動で行える形に進化した。また、血管拡期のフレームをAIが自動で検出する機能が追加され、これにより、さらに精緻かつ効率的な解析処理が可能となった。

ブースではほかに、ワイヤレスプローブ「ECM-LP-01」を採用したモバイル超音波画像診断装置「ECHOMO」、DICOM画像やレポートを表示するDICOMビューワ「GoodView」などを展示。イオンレス次亜塩素酸水のシーエルファインを発生する専用大型噴霧器「シーエルミスト」にも、多くの来場者が視線を注いでいた。


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