NEC医療DXオンラインセミナー/済生会熊本病院での医療DXの取り組みを紹介
NECは2月17日、医療DXオンラインセミナー「FutureHospital実現を目指した医療DX共創」をオンライン上で開催した。
同セミナーでは、同社の新サービスの1つであるオンライン診療・カンファレンス支援サービス「MegaOakTeleHealth」を活用して医療DXの価値創出へ取り組んでいる済生会熊本病院のスタッフによる講演が行われた。
はじめに、同院 院長の中尾浩一氏が「DXの拓く自律的分業と連携」と題して講演。中尾氏は、同院が2021年から3年計画で開始したDXプロジェクトの背景について「当院は2021年から24年までの4年間の中期事業計画として、デジタル化を基盤とした『価値中心の医療』を推し進めるためのVISION2024を掲げており、DXプロジェクトはその方針の上で実施している」と説明。現在実施している同院と済生会みすみ病院とのDXを活用した医療連携の取り組みについての概要を紹介した。
次に、同院 外来運営部 兼 医療連携部療養支援室 副部長の白井純宏氏が「新時代の周術期管理システムとDXを活用した病診連携~地域密着型PERIO構想【PERIO Dx】とLHS構築に向けて」と題して講演し、2016年に同院が周術期リスク低減のために創設したPERIOについて説明した後、電子カルテシステム「MegaOakHR」のメール機能を用いた情報伝達とDynamic templateを用いた記録様式による業務の効率化について紹介した。
最後に、同院 脳卒中センター 脳神経外科 医長の加治正知氏が「厚生労働省のオンライン研修に準じたPERIO Dxの実際」と題して講演。厚労省オンライン診療e-learningを踏まえたPERIO Dxの実際について紹介した。