シーメンス事業戦略説明会/予定を前倒しして、新たな戦略フェーズへと進む
シーメンスヘルスケアは3月11日、ゲートシティ大崎 ウエストタワー地下1階「ゲートシティホール」(東京・品川区)にて、「日本におけるSiemens Healthineers事業戦略説明会」を開催した。
はじめに、同社代表取締役社長の森 秀顕氏が「日本におけるSiemensHealthineersのビジネスと今後の戦略について」と題して講演した。森氏は「当社は成長が見込める周辺事業に参入するUpgradingフェーズを達成し、今年から新しい戦略フェーズであるNew Ambitionフェーズに移行する」と発表。
新フェーズについては「新たな成長戦略の実行と企業カルチャーを強化し、2025年以降もマーケットリーダーとしての地位を確固たるものにする」とし、企業理念もOur Purpose and Valuesにアップデートすると述べた。また、戦略的方向性としては、幅広いポートフォリオをもとに、多くの患者さんに貢献することを目指すとし、その中で「2025年までの最大課題の1つがVarian社との統合シナジーを最大化することである」と述べた。企業カルチャーの強化については、UN SDGsの3つの項目に対するコミットメントを行っていると説明。日本での具体的な取り組みとしては、柔軟な働き方の促進や女性リーダー採用・育成、社有車のハイブリッド化に加え、ウクライナ難民への義援金活動などを紹介した。
その後、ダイアグノスティックイメージング事業について同事業本部本部長の桜井悟郎氏が、ダイアグノスティック事業についてDX事業本部 本部長の村田 大氏が、アドバンストセラピー事業について同事業本部 本部長の荒川泰一郎氏が各事業のビジネス概況や今後の戦略を説明。
最後に、2021年4月に統合したバリアン メディカル システムズ社の事業について同社専務執行役員の福島権一氏が説明した。