ブレインラボ/次世代型X線画像誘導装置「ExacTrac Dynamic(R)」販売開始
ブレインラボ(本社 東京都港区)は、次世代型X線画像誘導装置「ExacTrac Dynamic(R)」の製造販売承認を2021年12月13日に取得した。
放射線治療装置(リニアック)がある部屋の床と天井にX線撮像装置を設置し、そのX線の画像情報を元に患者の位置照合を行い、高精度放射線治療を実現する「ExacTrac(R)」の最新機種である、「ExacTrac Dynamic(R)」。
新技術となる4Dサーマルサーフェスカメラを導入し、従来のX線画像誘導に体表面誘導を組み合わせることで治療中の患者位置の照合と補正を行い、高精度での定位放射線治療はもちろん、通常の放射線治療にも対応、さらに、体表面誘導に熱分布による画像誘導を追加することで、患者の体表面をピンポイントで監視し、安定したトラッキングを実現する。
また、X線の自動撮影機能により、リニアックのビーム照射中のX線画像照合が可能で、任意のガントリ角度においてX線画像照合を行い、閾値を超えた誤差を検出した場合は、リニアックの照射を中断することが可能となった。
他社製ハイエンドリニアックとシームレスに統合し、より進化した自動化を実現、また、あらかじめ設定された適応症例別のワークフローのテンプレートにより、放射線治療のパフォーマンスと標準化が向上が期待される。
今回、 フレームレス患者固定具も改良し、より迅速で簡単な固定を提供する。
定位放射線治療計画ソフトウェア「Brainlab(R) Elements」と組み合わせて使用することにより、がん細胞には多くの放射線量を、周囲の正常組織へはできる限り少ない放射線の照射を実現する定位放射線治療を提供する。
問い合わせ先=ブレインラボ 放射線治療ビジネス部
TEL:03-3769-6900