エレクタ/Elekta Unity(エレクタ ユニティ)日本初導入を記念して千葉大学医学部附属病院でプレスセミナー及び内覧会を開催
千葉大学医学部附属病院とエレクタ社は、Elekta Unity(エレクタ ユニティ)MRリニアックシステム(以下、Elekta Unity)の日本初導入を記念して、11月11日、「Elekta Unity千葉大学医学部附属病院で日本初の治療開始へ~がんを見ながら放射線治療する新しい時代が到来」と題したプレスセミナー及び内覧会を開催。
「Elekta Unity」は、1.5テスラMRIとリニアックを一体化した放射線治療装置。従来方式のCBCTと異なり、腫瘍と近接する放射線に敏感な正常組織を同時に正確かつ高速撮像することが可能なことから、より高精度な放射線治療を可能としている。今回のセミナーでは、まず同院の横手幸太郎病院長が挨拶。コロナ禍への積極的な対応を紹介した後、「2024年に創立150年を迎えるが、コロナ後も社会に貢献していく中でMRリニアックへの期待は大きい」と述べた。次いでエレクタ社のチャールズ・シャーネン社長が「Elekta Unity」の有用性を紹介。「鮮明な軟部組織コントラスト、即時適応、高精度治療、動きの把握、早期放射線応答評価に優れていることが強みだ。2018年に誕生してから既に全世界で37台が臨床稼働であり、3,100名以上の患者を治療し、対象部位は40以上にのぼる。現在、27カ国で100台以上の受注があり、内50台を設置完了した」
実際の治療にあたる大学院医学研究院副院長 画像診断・放射線腫瘍学教授の宇野隆氏は、次のように評価している。「最近のがん放射線治療は、がんを正確に捉え正常組織を外すための画像誘導技術に各社しのぎを削っているが、Elekta Unityの登場は同技術のパラダイムシフトといえる。がん治療の“見える化”、病巣の動きを“見ながら”正確に放射線を照射する、“アダプティブ”プランニングを可能にした意義は大きい。1回の線量を大きくして、治療回数を減じることが可能となるはずだ」
写真はElekta Unityの治療室。
問い合わせ先=エレクタ
TEL: 03-6722-3808