富士フイルムメディカル/鉗子口、副送水口、処置具接続の3つのモードの送水に対応する 内視鏡検査用送水装置「JW-3」新発売
富士フイルムメディカル(本社:東京都港区)は、従来の副送水口経由での送水に加えて、鉗子口経由での送水とESD(*1)で使用するディスポーザブル高周波ナイフ(*2)(以下、Flush Knife(DK2620JI))経由での送水機能を備えた送水装置「JW-3」を2021年11月1日に発売する。
なお、2021年11月4日から7日まで神戸コンベンションセンターで開催される「第102回日本消化器内視鏡学会総会」に本製品を出展する。
送水装置は、内視鏡検査時にスコープに接続して、粘膜に付着した残渣や血液などを送水により洗浄し、病変箇所や出血部の視認性を向上させる装置で、
内視鏡観察から、診断、処置にいたるまで幅広い場面で使用されている。
今回発売する「JW-3」は、従来の(*3)副送水口に接続して送水する機能に加えて鉗子口にも直接接続して送水することができる。さらにFlush Knife(DK2620JI)と組み合わせることで、ESDの際Flush Knife(DK2620JI)の先端から、切開して露出した粘膜下層へ送液を行うことができる。ESDでは、粘膜下層に生理食塩液などの液体を注入し、粘膜を膨隆させ、通電した高周波ナイフで切開や剥離を行うが、送液機能を持っているFlush Knife(DK2620JI)と「JW-3」を組み合わせて使用すると、注射用処置具に交換することなく生理食塩液を注入することができるため、注入の度に処置具を入れ替えることなく、切開した粘膜下層へ送液でき、ESDの時間短縮や術者のストレス低減が期待される。
*1 内視鏡的粘膜下層剥離術。Endoscopic Submucosal Dissectionの略。
*2 ディスポーザブル高周波ナイフ DK2620JI 承認番号:30200BZX00302000
*3 送水装置 JW-2 認証番号:220AABZX00187000
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