ニプロ/Goodnetは実績とアップグレードを重ねて、ついにバージョン7

ニプロ/Goodnetは実績とアップグレードを重ねて、ついにバージョン7

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所謂大モダリティメーカーが軒を連ねる会場のメイン通りに面したスペースに設けられたニプロのブース。例年よりも広いスペースに、Cardiology PACSという枠を超えて、モバイルエコー「ECHOMO」まで、幅広い製品ラインアップを展示した。

●【Cardiology総合管理ソリューション】「Goodnet Ver.7」
ニプロのブースの今回の注目は、2000年の販売開始から国内350施設以上の採用実績を数える「Goodnet」。画像管理、計測、レポーティングから電子カルテ連携までこなす、マルチフレームのDICOM PACSとして高い評価を得てきている。その最新バージョンが「Goodnet Ver.7」である。最新の「 Ver.7」では「使いやすさ」に加えて安全性など、最近のユーザーのニーズにも応える機能を多く有するものとなっている。主に循環器分野で発生するMultiframeDICOM画像の保存・閲覧、そして各種画像解析や検査レポートは当然の機能として、パンニングされた下肢造影動画を1枚の画像に自動で統合する下肢結合ツールを新たに搭載したことに注目したい。また、Ver.7では、作成レポートの承認ステータス管理機能や管理が煩わしい非DICOMファイルの一元管理も可能になっており、今まで以上に医療現場の負荷を軽減することに期待が寄せられる。写真は、「Goodnet Ver.7」に搭載されるDICOMビューワ「GoodView」画面。

●モバイル超音波画像診断装置「ECHOMO」
モバイルエコー「ECHOMO」は、昨年7月にリリースされた製品で、ITEMでは初お目見え。10インチモニタ本体とリニアプローブはワイヤレスで、Wifiによって結ばれている。タブレットの起動時間は約15秒と極めて短時間。プローブ情報はタブレットにダイレクトに送られ高精細で表示する。在宅医療等での活用が期待できる。

●【次亜塩素酸水】「シーエルファイン」
「デザインにもこだわりました」というデモンストレーション用のマシンで噴霧していた同社の次亜塩素酸水「シーエルファイン」。「シーエルファインは」ナトリウム、カルシウム、硝酸イオン、硫酸イオンなどの含有イオンはごく少ない安全な次亜塩素酸水。すでに皮膚刺激性試験、眼粘膜刺激性などもクリア。それでいて噴霧開始90分で室内の烏有ウイルスが99.9%まで減少したというデータがある。それとは別に噴霧開始240分で室内の付着ウイルスが90%以上減少したというデータもある。コロナ禍の医療現場では効率的に空間をまるごとの除菌・滅菌することが求められているが、選択肢のひとつに加える資格は十分だ。


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