PSP/コンポーザブルPACS ~多岐にわたるニーズに、バラエティに富んだ提案を~
PSPは、説明用の端末数を極力抑え、説明員と来場者の間にはアクリル板を設置して飛沫感染防止策を徹底するなど、新型コロナウイルス感染症対策を徹底したブースレイアウトを実施した。展示内容としては、画像管理、読影等をサポートする新機能やAIを活用した取り組みについて紹介した。
●【新機能追加】画像ビューアー「EV Insite R」
画像ビューアー「EV Insite R」では、2つの新機能について出展した。
1つめは、読影中など、ビューアーで画像を開いている際に3D等の新たな画像が登録されると、ビューアー画面上にポップアップで新着画像があることを知らせる機能。当該ポップアップをクリックすると、画面上のシリーズに新規画像が追加表示される。
2つめは、dual energy CTで作成したヨード密度画像を定量的な解析を行い、カラー化して心臓の細胞外容積分画(extracellular volume fraction:ECV)解析画像を作成する機能を追加した。カラー化により、心臓の線維化を見やすく表示することができる。
ビューア―画面上に表示されるポップアップ
ECV解析画面
●医療機器管理システム「ARIStation iMED」
「ARIStation iMED」は医療機器の品質と安全確保をサポートするソフトウェア。各モダリティの始業・就業点検等の日常点検から、定期点検、保守情報、障害対応といったことまで総合的に装置管理が可能である。
●レポート作成ソフトウェア「EV Report」
近年、問題となっている所見レポートの確認漏れに対し、読影レポートの未読管理機能を追加した「EV Report」。同システムにより、所見作成者やシステム管理者が、所見閲覧の有無について、いつ、どこで、誰が所見を閲覧したのか、またしていなかったのかを確認することができ、レポートを閲覧していないユーザーに対してシステム上から注意喚起を行うことができる。読影医がレポートを作成し、依頼医が電子カルテからレポートシステムの読影レポートを参照する際、レポートを読んで読影内容を確認したことをレポートシステムに登録することにより、読影医はレポートが確認されたか、誰が読んだのかといった情報をレポートシステム画面上で確認することが可能となっている。