フォトロン M&Eソリューションズ/循環器部門のDICOMネットワークのさらなる進歩が始まった
https://www.photronmandesolutions.co.jp/medical/
今や、医療情報は膨大になる一方、その情報の中からいかに適切な情報だけを効率よく、しかもスピーディーにピックアップして活用するかが鍵になっている。それ故、高い開発力を有したシステムベンダには、来場者も集まる。フォトロンM&Eソリューションズも例に漏れず、多くの来場で賑わった。同社が提供する「KADA」ソリューションは循環器部門に特化したトータルシステムである。循環器領域で集まった情報を、必要なだけ、効率的に活用するためのシステムであり、DICOMデータの高速表示を実現するだけに留まらず、管理、記録、配信まで総合的にサポートする。2021年の「KADA」ソリューションはDICOMを除く映像信号にもその守備範囲を広げており、実機によるデモンストレーションには、皆関心を寄せていた。
●【手術映像収録配信システム】「KADA-OR」
手術室で発生する映像はモダリティからだけではない。「KADA-OR」は術場映像やIPカメラなどについても残さず収録し、ライブ配信はもちろん保存やその後の配信などもこなす。患者情報の取得、PACSとの連携も可能。実機を搬入してのデモンストレーションにも多くの来場者が足を止めていた。
●【DICOMビューワ】「KADA-VIEW」
「KADA-VIEW」はマルチモダリティ対応のビューワである。ウインドウズにもマッキントッシュにも対応するだけでなく、サーフェス、アンドロイド、iOSなどOSを選ばず、まさにITを駆使する最新の循環器医療に相応しい機能を有している。タッチスクリーンにも対応できる。
●【透視像録画配信システム】「KADA-REC」
同時に4系統の映像を取りこめ、収録直後にMPEG4で保存。またX線曝射中断直後でも自動再生できる。サムネイルからの選択で最大4画面同時再生も可能。
●【レポートシステム】「KADA-REPORT」
多彩なレポートフォーマットを装備しているだけではなく、個別に発生するユーザーのニーズにも柔軟に対応するカスタマイズ力がある。レポート画面からスピーディーに検査画像を再生する他、電子カルテとの連携も得意なレポートシステムである。