GEヘルスケア・ジャパン/新プラットホーム「AIR IQ Edition」を全MRI製品で販売開始
GEヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市)は、新しいプラットホーム「AIR(TM) IQ Edition (エアーアイキュー エディション)」の販売を開始した。 「AIR(TM) IQ Edition 」は、従来のテクノロジーに加え、革新的な新機能を複数にわたり追加することで、MRの検査に関わる人々のニーズに応え、より質の高い医療の提供を目的として開発された次世代のプラットホームである。
【製品特長】
■ディープラーニングテクノロジー によりAIR がさらに進化。MRの検査に関わる全ての人の検査体験が変わる。
患者快適性、高画質、ワークフロー向上を追求するAIRテクノロジー。画質において従来からのAIR Recon(エアーリコン) にAIR Recon DL(エアーリコン ディーエル)が新たな画像再構成技術として加わり、画質の大幅な向上、そしてアーチファクトを低減し、また画像の尖鋭度を向上させる。また、撮像時間が短縮しても高画質を維持することが可能。
AIR Recon
画像の背景ノイズ低減、撮像領域外からの アーチファクトを低減し、SNR向上を実現する画像再構成アルゴリズム。全身領域で使用でき、基本的なイメージクオリティが向上する。
AIR Recon DL
k空間データ全体に対して直接ディープラーニングアルゴリズムを適用し再構成する事でノイズ低減、画像の尖鋭度向上、トランケーションアーチファクトが低減する。
AIR x
AIR X(エアーエックス)はAIプラットホームにより開発された自動位置決め機能。
36,000の画像データを用いたディープラーニングアルゴリズムを採用、頭部、膝関節の検査において正確な自動スライス設定を行い、設定のためのクリック数を減らし、より早いスキャン開始を実現。また病変の種類や患者の寝ている位置・角度に関わらず、いつ誰が撮像しても同様の撮像断面を得ることができる。
■高画質のまま検査時間を短縮する高速アプリケーションの拡張
2D検査の高速化に加え、 圧縮センシング技術のHyperSense 2.0 (ハイパーセンス2.0)により全身領域の3D検査を大幅に高速化し、画質を劣化させずに検査時間を短縮する。 HyperSense 2.0では、新たに3Dダイナミックシーケンスや頭頚部および関節領域の3D撮像において適用が拡大され、更なる検査時間の短縮を提供する。
■全身領域における体動に対するソリューションの提供
体動補正技術であるPROPELLER MB(プロペラ エムビー)により、検査中の様々な動きからのアーチファクトを抑制し、画像への影響を最小に抑える技術に加え、新機能として頭部領域での3D PROMO (スリーディー プロモ)による3次元の動き補正技術が進化。撮像可能なコントラストが拡張し、より多くの臨床の場で使用できるようになった。
また、DISCO Star(ディスコ スター)による自由呼吸下での体幹部用ダイナミック撮像が可能になり、従来からの横隔膜同期による撮像法を含めて、患者の状態に合わせた最適な撮像ソリューションを提供する。
「AIR IQ Edition」を搭載できる機種は、現行販売している3.0Tと1.5Tの全機種と、過去に販売したMRI装置からバージョンアップまたはアップグレードをすることにより搭載が可能となる。
問い合わせ先=GEヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション
TEL:0120-202-021