フィリップス/AI技術を活用した脳ドック用プログラムを販売開始
フィリップス・ジャパンは、4月13日、ストリングス表参道(東京・港区)で、東北大学発のスタートアップ企業である株式会社CogSmartと事業提携し、AI技術を活用して脳健康レベルを可視化し、将来の認知症予防アドバイスを提供する脳ドック用プログラム「BrainSuite(ブレインスイート)」を開発し、同日より販売を開始したと発表した。
フィリップス・ジャパン代表取締役社長の堤 浩幸氏は、「当社は、今年5月に創業130周年を迎える。有意義なイノベーションの創造が当社の歴史だった。今回、東北大学加齢研究所との協業により開発した、認知症に対する新しいソリューションで人々の行動変容を促し、健康寿命の延伸に貢献したい」と挨拶した。
次に、CogSmart社の代表取締役で東北大学加齢研究所教授の瀧 靖之氏は、「BrainSuite」について製品説明を行った。瀧氏は「東北大学は脳科学に強く、その医学研究の成果を社会還元したいと考え、スタートアップ企業『CogSmart』を2019年に起業した」と創業経緯を述べた後、フィリップスとの共同開発による「BrainSuite」の機能を説明。同ソフトは、搭載する脳MR画像解析AI「Hippodeep(ヒポディープ)」、健康脳維持の指標となる健常人データセット、認知機能テスト「Cantab(キャンタブ)」などの機能を活用し、MR画像解析による海馬体積測定などから認知機能低下のリスクを検出し、脳の健康レベルを算出。将来の認知症リスクを早期から可視化し、受診者個々人に適した脳の健康維持・改善方法と将来の認知症予防法を提示して受診者へのフォローアップを行うことができると解説した。
問い合わせ先=フィリップス・ジャパン ブランド コミュニケーション部
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