ピーエスシー/医療用データファイリングシステムの販売を開始
ピーエスシーは、2014年7月より小規模医療機関向け医療用データファイリングシステム「ClaioBOX」の販売開始する。
ClaioBOXは、従来の医療用データマネジメントシステム「Claio」をもとに開発されたシステム。Claioは、院内で発生する様々な検査データ(静止画、動画、その他数値データ)を統合管理する画像ファイリングシステムとして開発され、現在では6割以上の国公立大学病院で、院内データ統合ファイリングソリューションとして有効に利用されている。
ClaioBOXは、ベースとなるClaioを一般の診療所や小規模病院で必要となる機能に集約した簡易な操作性を特徴とした製品。患者情報連携アプリケーションP-Launcher/BCRを実装しているため、現在利用中の電子カルテやレセコンとの接続を、システムの改造や別途の費用、専門性を持った技術者の作業を必要とせず即座に実現できる。このことで、医療システムベンダーだけでなく、医療機器やOA機器ディーラーによる取扱いも可能となった。
また、これらのシステムを小型筐体ワークステーションにプリインストールし、かつ各種セットアップを完了した状態で提供するため、より多くの医療機関に対して、短期間での安定した導入と安価な提供が実現できる。診療現場においては、超音波診断装置や内視鏡等の検査機器とClaioBOXワークステーションを接続するだけで、患者基本情報(患者番号や氏名等)と検査データを自動的に紐付けながら格納することが可能。
さらに、患者情報をしっかり保護するデータバックアップ用のハードディスクやUPS(無停電電源装置)を標準装備しているため、安心して使用することができる。