JIRA定時社員総会・活動報告会/新産業創出に対し新協議会設立に期待寄せる
一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)は、6月2日、KKRホテル東京(東京・千代田区)で、平成26年度定時社員総会および第3回JIRA活動報告会を開催した。
活動報告会では、JIRA会長の小松研一氏(東芝メディカルシステムズ)が平成25年度の活動基本方針への取り組みについて説明。その基本方針とは、①新産業創出のための環境整備、②国際化の推進、③産業成長のため積極的な施策提言活動の推進、④中小・IT企業会員を主体とした企業振興活動の充実、⑤JIRA基盤活動の充実と事業拡大に向けた活動強化。
その後、25年度の活動を各部会・委員会の代表者が報告。新産業創出のための環境整備については、一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)と共同設立する予定の「ヘルスソフトウェア推進協議会(仮称)」に関する活動内容などを報告。
同協議会は、25年11月に公布された医薬品医療機器等法において、「診断等に用いる単体プログラムを医療機器の範囲に加え、製造販売等の対象とする」ことが定められ、26年秋に施行予定であることから、法規制対象外のプログラムについて業界の自主的なガイドラインの作成を目指す場である。また企業振興活動の充実に該当する活動としては、IT企業の支援や地域企業の振興への取り組み等が個別に報告された。
活動報告会の後に行われた定例社員総会では、25年度の決算報告に続き、役員改選が報告され、副会長の服部重彦氏(島津製作所)、浜松 潔氏(日立メディコ)の退任に伴い、鈴木 悟氏(島津製作所)、山本章雄氏(日立メディコ)が選任された。
続いて平成26年度JIRA会長表彰式が行われ、JIRAの発展・運営に貢献した功労者やJIRA役員退任者などに表彰状・感謝状が贈呈された。