地域医療福祉情報連携協議会/第7回シンポジウム・総会
地域医療福祉情報連携協議会は、6月26日、東京医科歯科大学M&Dタワー(東京・文京区)において、第7回シンポジウム・総会を開催した。
同会は3部構成で行われ、第1部では来賓挨拶と地域医療福祉情報連携協議会活動紹介、招待講演が行われた。
同協議会会長の田中 博氏(東京医歯大)、名誉会長の邉見公雄氏(全国自治体病院協議会会長)と来賓の挨拶の後、田中氏が同協議会の活動内容を報告。さらに事務局からの報告の後、招待講演として、宇都宮 啓氏(厚生労働省保健局)が、「平成26年度診療報酬改定が目指すもの」を講演した。
第2部では、基調講演として、唐澤 剛氏(厚生労働省政策統括官)が、「地域包括ケアと医療・介護情報連携」について講演し、地域包括ケアの概念の変遷を紹介、地域包括ケアの在り方について述べた。
石川広己氏(日本医師会常任理事)は、「日本医師会が目指す地域医療・介護連携の課題」と題して講演。2025年問題を見据えた医療情報連携システムに関する現状と、医療における個人情報保護の問題を論じた。
第3部では「地域医療・介護・福祉連携に向けて」と題し、各地の事例紹介が行われた。事例紹介では、長坂資夫氏(群馬県医師会)による「医療と介護をつなぐ多職種連携のすすめ方について」や、佐藤賢治氏(新潟県厚生連佐渡総合病院)による「佐渡における医科・歯科・薬局・介護を結ぶ医療連携ネットワークの構築と今後の展望」など5つの講演が行われ、同協議会副会長の下山則彦氏(市立函館病院)が閉会の挨拶を行った。
同会場では9つの企業・団体によるシステム等の展示も行われた。