長瀬産業/米国製小腸用カプセル内視鏡「CapsoCam Plus」の提供を開始
長瀬産業(東京都中央区)は、国内の総代理店契約を締結している医療機器開発メーカーCapsoVision(カプソビジョン)社(本社:米国)の小腸用カプセル内視鏡「CapsoCam Plusカプセル内視鏡」について、薬機法に基づく薬事承認を取得した(※1)。また、特定の症状(※2)の患者に対する保険適用が2021年1月から開始されることを受け、提供を本格化する。
胃や大腸、小腸などを検査する内視鏡はチューブ型の内視鏡が一般的だが、患者の症状によって、心理的・身体的負担がより少ない、口から飲み込むカプセル型の開発・利用が広がっている。CapsoCam Plusは直径1.1㎝ 、長さ約3.3㎝で、業界初となる(※3)360°の高画像パノラマ撮影を可能とする4台の小型カメラ、照明用LED、データを記録するフラッシュメモリー 、バッテリー等を搭載。小腸内で最大約15 時間の撮影が可能(1秒間に2~5 フレーム )。2010年から製造が開始され、現在は欧米を中心に約50ヵ国・地域で販売されている。
※1 国内で承認された小腸用カプセル内視鏡としては3社目となる。
※2 胃カメラ及び大腸内視鏡で原因が特定できない出血の検査が保険の対象になる。
※3 「カプセル型撮像及び追跡装置」として国内で承認されたものでは初となる。
問い合わせ先=長瀬産業 ライフ&ヘルスケア製品事業部 事業推進室
TEL:03-3665-3161