アライドテレシス/病院ネットワークセミナー
アライドテレシスは、7月17日、東京ベイ有明ワシントンホテル(東京・江東区)にて「病院経営者のための病院ネットワークセミナー」を開催した。
最初に行われた基調講演では、内閣官房 健康・医療戦略室参事官の藤本康二氏が「日本の成長戦略と新しい病院経営への期待」について講演。今後の医療・健康分野において、IT化された医療機関が果たす役割への政府としての期待や、成長産業の1つとして政府が進める医療の国際展開などについて語った。藤本氏は、「医療への投資が生活習慣病の治療から予防医療へシフトする中、医療機関には保険外の領域への活動拡大を期待する。またITに関しては、日本の医療の国際展開における現在の課題に応えられるような真の道具となってほしい」と述べた。
続いて社団医療法人財団・慈泉会本部常任理事・本部長の塚本建三氏が「相澤病院の挑戦」と題して、同院における経営や組織の改革に関する特別講演を行った。同氏はその中で「病院業務は顧客ニーズの変遷により、いつの時代にも変わってくる。その変化に柔軟に対応できる組織作りが重要」と改革のポイントを示した。
最後に同社上級執行役員の小田直之氏が「事例からみる情報ネットワークの重要性」と題し、院内無線LANの課題とその対策などについて語った。