EIZO/手術室向けの映像ソリューション事業に本格参入
EIZOは、手術室向けの映像ソリューション事業に本格参入する。
同社は、これまで手術室向けにはX線透視装置や内視鏡などさまざまなシステムから送信される医療情報を収集し管理する機器と、それら医療情報を表示する高解像度モニターというハードウェアの提案を行ってきた。
しかし今日では医療の高度化に伴い、手術室内のシステムは複雑化し医療情報も多様化しているため、手術の円滑な進行や効率化に配慮した多様な医用画像や、情報の操作が簡単に行なえる解決方法が求められている。また、導入するシステムやその活用方法は施設ごとに異なり、手術室環境に対する要望も多様化傾向にある。
これに対し同社は、今後医療施設に対してコンサルティングを行い、個々の要望に合わせた手術室内の映像環境を従来同社が得意としてきたハードウェアだけでなく、新たにソフトウェアやネットワークも含め総合的にソリューション提案する体制を整えた。
具体的には、ドイツのグループ会社EIZO GmbH内にORソリューションの開発・販売・導入支援を行う専門チームを立ち上げ、日本国内では営業部内に「モダリティ・ORソリューション課」を新設し活動を開始する。
また、今後の本格展開に向けて同社のソリューションを「CuratOR(キュレーター)」と名付けた。これは手術室向け映像ソリューションの専門家になるという同社の意思を表している。
同社は、これまで展開していた医療画像表示用や、電子カルテ用のモニター提案に加えて、今回発表した手術室向けの総合的な映像ソリューション「CuratOR」を提供していく。