東芝/ヘルスケア開発センターを川崎市に開設
東芝は、2014年12月17日、神奈川県川崎市の小向事業所内に「ヘルスケア開発センター」を開設し、同日開所式を行った。
東芝が中期経営計画で掲げているヘルスケア事業の拡大に向けた次世代製品の開発および中長期の差異化技術の研究開発を行う拠点とすることが、同センターの開設理由である。
同センターでは、ゲノム解析および生体センサー活用によるサービス開発、次世代センシング技術やビッグデータ解析などの差異化技術の研究開発を行う。
同時に、東芝メディカルシステムズが進めるMRIや超音波などの画像診断装置の開発計画の中から、特に他の研究開発センターや首都圏の大学や研究機関との連携効果の高いテーマを選定し、市場への早期投入が見込まれるセクションについて開発を行っていく。
開所式は、東芝社長・田中久雄氏、東芝ヘルスケア社長・綱川 智氏、東芝メディカルシステムズ社長・瀧口登志夫氏などを含めた8名によるセンター前でのテープカットから始まった。
その後、田中氏、綱川氏、東芝ヘルスケア社ヘルスケア開発センター長・金澤博史氏による説明会が開かれた。その中で綱川氏は、「ヘルスケア分野の研究開発体制を強化し、東芝グループ内の研究機関と連携して、広範囲な技術融合を進めたい」と述べた。