GEヘルスケア・ジャパン/2015年成長戦略発表会を開催
GEヘルスケア・ジャパンは、4月9日に日本GE(東京・港区)にて、2015年成長戦略発表会を開催した。
同社代表取締役社長兼CEO川上潤氏は、同社の成長戦略を説明。「GEは、2010年から超高齢社会の課題解決を目指す『Silver to Gold』戦略を進めており、今までも確実な進捗を遂げてきたが、それを加速するべく新しい取り組みを行う。2015年は、中・長期戦略としてSilver to Gold戦略(①肝臓、アルツハイマー病ソリューションの製品化等、②大型IJFG(In Japan for Global)製品の市場投入、③地域包括的医療ニーズに向けたポートフォリオの拡充)を加速し、短期戦略としては、今後大きな伸びが期待できない日本の市場でのシェアゲインをねらっていく。今後もさまざまな取り組みを行っていくが、MRIが成長戦略の大きな柱であり、2015年はMRの年にしたい」と語った。
清水俊博氏(MR営業推進部製品企画)は、臨床MRIの技術変遷・トレンドと同社の近年の取り組みを説明し、「本日販売を開始した3T MRI『SIGNA Pioneer』は、撮影後コントラストを自由に調整できる新技術『MAGiC』と進化したデジタル技術『TDI(Total Digital Imaging)』を導入し、設置面積が小さく、消費電力を削減、快適な検査の実現等が特長である。世界で最も売れる3T MRIを目指す」とまとめた。
植竹 望氏(グローバルMR事業推進部プロジェクトマネジャー)は、「SIGNA Pioneer」の開発経緯について述べた。「使用状況を観察し、不具合を発見して改善する、という手法で開発を進めた。新技術の『MAGiC』は、MRI検査の大きな課題“検査時間の長さ”を解消するために生み出された。患者テーブルは患者・技師の両方の視点で最も快適なものを作り、マグネットコンソールも高さや角度を調整し理想的な位置を探って作り上げた」。